春巻きがしなしなになってしまっても、温め直しのコツを知っていれば、パリッと美味しく復活させることができます。
昨日の晩ごはんで余った春巻き、皮がベチャっとしてがっかり……そんな経験ありませんか?
「電子レンジで温めるとどうなる?」「冷凍のまま調理できる?」「トースターは使える?」など、春巻きの温め直しについては意外と悩みが多いもの。
この記事では、筆者自身が実際に試して比較した結果をもとに、冷蔵・冷凍・市販・手作りなど、あらゆる春巻きを美味しく温め直すための具体的な方法とコツを写真付きで紹介します。
読むだけで、冷めた春巻きが驚きの“ごちそう”に生まれ変わるはずです!
「あれ?今日の春巻き、まるで揚げたてみたい!」そんな一言が聞けるかも♪
ぜひ最後まで楽しんでご覧ください。
パリパリ感を取り戻す春巻き温め直し5つの方法
1. 電子レンジでもパリッとさせるには?
レンジ加熱だけだとどうしても春巻きの皮がふにゃっとなってしまい、せっかくの食感が台無しになりがちですよね。そんなときには、ちょっとした工夫がとても効果的です。
まず、春巻きをキッチンペーパーで優しく包み、600Wの電子レンジで約20秒加熱します。このとき、ラップはかけないようにするのがポイントです。蒸気がこもると皮がしっとりしてしまうため、なるべく水分を逃すようにしましょう。
その後、ラップを外してからさらに追加で10秒加熱します。この2段階の加熱によって、内部までしっかり温まりつつ、余分な水分が飛びやすくなります。
ここでさらにひと手間。加熱後すぐにトースターに移し、アルミホイルを敷いた上に置いて、1分間焼いてください。トースターでの仕上げ焼きにより、表面の水分がしっかり飛び、皮がパリッとした食感に変化します。特に春巻きの端の部分はカリッと仕上がりやすく、まるで揚げたてのような味わいが楽しめますよ。
この方法を試すと、電子レンジだけの仕上げとは一味違う、満足度の高い仕上がりになります。
2. トースターで外サク中あつに
最もおすすめなのがトースターです。春巻きをしっかりと常温に戻してから、アルミホイルを敷いたトースターのトレイに並べ、5〜6分を目安に加熱していきます。
春巻きは冷たいまま焼くと中まで熱が通らなかったり、外側だけが焦げてしまうことがあるため、あらかじめ常温に戻しておくことで、均一に温まりやすくなるんです。加熱時間はお使いのトースターの火力によって異なるので、様子を見ながら調整してください。
また、途中で1回上下をひっくり返すことで焼きムラが防げます。上面だけが焼けすぎてしまうのを防ぎ、全体的に香ばしい色合いがつきます。春巻き同士がくっつかないように少し間隔を空けて並べるのもポイント。
焼き上がりは、外側がパリパリっと香ばしく仕上がり、中はじんわりとあたたかく、ホクホクの食感。特に皮の端の部分がカリッと仕上がるのがトースターの強みで、まるで揚げたてのような春巻きの美味しさが楽しめますよ。
3. フライパンでもう一度焼く
フライパンを使っての温め直しも、簡単かつ美味しく仕上がるおすすめの方法です。特にトースターやグリルがない方にはぴったり。ポイントは、油を使わずに加熱することです。
まず、フライパンを中火より少し弱めに温めてから、春巻きをそのまま並べます。油を使わなくても、春巻きにはもともと揚げ油が染み込んでいるので、焼くことで自然に表面がカリッとしてきます。
このとき、蓋をせずに加熱するのが大切なポイントです。蓋をすると水蒸気がこもってしまい、皮がふにゃっとしてしまう原因に。蒸気を逃がしながら、水分をしっかり飛ばすことで、春巻きの皮が再びパリパリになるんです。
加熱中にひっくり返すときは、ヘラを使って優しく扱いましょう。皮が繊細になっているので、力を入れると破れてしまうことも。焼き色を確認しながら、全体が均一にカリッとするまでじっくり焼いてください。
焼き上がりは、香ばしい香りが広がり、外はサクサク、中は熱々という理想的な食感に。手間も道具も最小限で済むのに、満足感の高い仕上がりになるのがフライパン温め直しの魅力です。
4. 魚焼きグリルでこんがり
魚焼きグリルは火力が強く、短時間でパリッと仕上がるのが魅力です。まず、グリルをしっかり予熱しておきましょう。高温で一気に加熱することで、皮の食感を復活させることができます。
春巻きはアルミホイルで軽く包んでからグリルに入れるのがポイント。包み方はぴっちりではなく、空気の通り道を少し作るようにふんわりと。このことで水分がこもらず、焼きムラや焦げを防ぐことができます。
片面ずつ2分程度を目安に加熱し、途中で上下を返します。皮の焼き色をよく観察しながら、焦げないようこまめにチェックすることも大切です。ホイルの隙間から香ばしい香りが立ち上ってきたら、ちょうど良いタイミングの合図です。
最後にアルミホイルを開いてさらに30秒〜1分焼くと、カリッとした焼き目がついて見た目も美味しそうに仕上がります。グリルの直火が加わることで、香ばしさが際立ち、まるで新たに揚げたかのような味わいに。
ご家庭にグリルがあるなら、ぜひ試してみてください。短時間で驚くほど美味しくなる方法です!
5. 冷蔵・冷凍の違いに注意
- 冷蔵なら:春巻きを冷蔵庫から取り出して10〜15分ほど常温に置き、しっかりと内部の温度が上がってから加熱すると、温度ムラができにくくなります。中が冷たいまま表面だけが焼けてしまうのを防ぐためにも、このひと手間が重要です。特にトースターやフライパンでの加熱時には、中まで熱が届くようにじっくりと温めましょう。皮がパリパリになりやすく、全体が均一に美味しく仕上がります。
- 冷凍なら:自然解凍してしまうと、皮がベチャついたり、解凍中に水分が出て食感が損なわれたりしがちです。そこでおすすめなのが、まず600Wの電子レンジで30秒ずつ様子を見ながら軽く解凍し、内部が少し柔らかくなった段階でトースターやフライパンに移して仕上げ加熱を行う方法です。この工程を踏むことで、中までしっかり火が通り、外側は香ばしくパリッとした理想的な食感に仕上がります。
爆発や中が冷たいままになるのを防げます!
もっと美味しくする裏ワザ3選
1. ノンオイルでも香ばしさキープ
春巻きは調理後も皮にしっかりと油分が残っているため、再加熱時に追加の油を使わなくても、十分に美味しく復活させることが可能です。特に、トースターやフライパンで焼き直す場合は、自然と表面にある油が加熱によって広がり、カリッと香ばしい焼き色を作ってくれます。
もしカロリーが気になるという方は、仕上げにキッチンペーパーで軽く押さえるようにして油分を拭き取ると、よりヘルシーな仕上がりになります。また、余分な油を除去することで、より軽やかな口当たりになり、次のひと口がさらに楽しみになるような仕上がりになりますよ。
トースターで焼くときはアルミホイルを使い、フライパンの場合はくっつき防止にクッキングシートを敷いてもOK。どちらの方法でも、油を使わない調理とは思えないほどの満足感が得られます。
2. キッチンペーパーで水分カット
冷蔵保存された春巻きは、保存中に余分な水分を吸ってしまいがちで、そのまま加熱すると皮がしっとりしてしまいがちです。そんなときにぜひ使っていただきたいのがキッチンペーパー。
加熱前に春巻きの表面をキッチンペーパーで軽く包むようにして水分を吸収させておくと、加熱中に蒸気が発生しにくくなり、皮がパリッと仕上がりやすくなります。特に皮が薄いタイプの春巻きほど、この事前の水分カットが効果的です。
このひと手間をかけるだけで、仕上がりの満足感がぐっと変わります。外はパリッ、中はジューシーという理想の食感を目指すなら、見逃せない工程です。
3. ホイルを使って焦げ防止
トースターや魚焼きグリルを使って春巻きを温める際、うっかりして焦がしてしまった経験はありませんか?そんなときの救世主が「アルミホイル」です。
春巻きをアルミホイルでふんわりと包んでから加熱することで、熱が直接当たりすぎず、皮が焦げてしまうのを防いでくれます。ホイルで包むことで熱が全体にじんわりと伝わり、内部までしっかり温まるのも嬉しいポイント。
加熱の最後にホイルを開き、1〜2分ほど仕上げ焼きを加えると、表面にこんがりとした焼き目がつき、食感と見た目が一段とアップします。焦げやすい春巻きも、この方法なら安心して加熱できるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
保存状態別のベスト温め法
冷蔵:常温に戻す+中弱火でじっくり
10〜15分室温に置いてから、トースターやフライパンで加熱すると中までしっかりあたたまります。
冷凍:自然解凍せず加熱スタート
自然解凍するとベチャつきやすいので、レンジで軽く解凍し、その後トースターなどで焼くのが正解。
市販と手作りの違いも要注意
- 市販:皮が薄く焦げやすい→短時間で様子を見ながら加熱
- 手作り:水分多め→しっかり加熱して水分を飛ばす
下準備で味が決まる!3つの工夫
1. ラップNG!紙類で保存を
ラップでぴっちり包むと水分がこもるので、キッチンペーパーなど通気性のある素材で包むのが◎。
2. 冷ますときはラップをしない
熱いままラップをすると蒸気でしなしなに。粗熱をとってから保存するだけで、翌日もパリッと復活しやすくなります。
3. 常温に戻すひと手間を
冷蔵・冷凍ともに、加熱前に常温に戻すと中まで均一に温まりやすくなります。
温めた春巻きをさらに美味しく!アレンジ3選
1. チーズを挟んでトースト風
春巻きに横に切れ目を入れ、その切れ込みにスライスチーズをはさみ込んでから、トースターでさらに1〜2分ほど加熱します。チーズが溶けて中からとろ〜りとあふれ出すこのアレンジは、まるでチーズトーストのようなリッチな味わいに変身。春巻きの皮の香ばしさとチーズの濃厚な風味が絶妙にマッチし、一口食べるたびに幸せな気分に。おつまみとしても、お子さまのおやつとしても大好評間違いなしです!
2. 甘酢あんをかけて中華風に
酢・砂糖・醤油・片栗粉を使って甘酢あんを作り、温め直した春巻きにたっぷりとかけてみてください。甘酸っぱくてとろみのあるあんが春巻きに絶妙に絡み合い、一気に中華料理店で出てくるようなごちそう感が生まれます。あんは小鍋で材料を合わせて一度煮立て、しっかりとろみをつけておくと、春巻きにのせたときにも流れにくく、見た目も美しく仕上がります。具材がシンプルな春巻きでも、この甘酢あんをかけるだけで立派なメインディッシュに早変わりしますよ。
3. カットしてサラダにオン
斜めにカットした春巻きを、彩り豊かなレタスやトマト、きゅうりなどの野菜サラダの上にトッピングすると、パリッとした食感がアクセントになってとても華やか。サラダチキンのような感覚でメインにも使えますし、ボリュームもアップして満足感が得られます。
仕上げにごまドレッシングや中華風ドレッシングをかければ、春巻きの風味と相性抜群で、ヘルシーながらしっかり食べごたえのある一皿に早変わりします。お弁当やワンプレートランチにもぴったりのアレンジですよ!
まとめ
冷めた春巻きも、ちょっとしたコツと工夫で揚げたてのようにパリパリ復活!
レンジ、トースター、フライパン、グリル…おうちにある器具で簡単にできる方法ばかりです。
保存方法や春巻きの種類に合わせてベストな温め方を選べば、もう「残念な春巻き」にがっかりすることはありません。
この記事があなたの食卓をもっと美味しく、楽しいものにできますように。
次回も、暮らしに役立つおいしい情報でお会いしましょう!