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圧力鍋とめんつゆで作る肉じゃが|基本の手順と煮崩れを抑えるコツ

時短・簡単レシピ
この記事は約9分で読めます。

肉じゃがを作るとき、

「調味料をいくつも量るのが面倒」

「圧力鍋を使いたいけれど、じゃがいもが崩れないか心配」

「めんつゆをどのくらい入れればいいのかわからない」

と迷うことはありませんか?

そんなときは、圧力鍋とめんつゆを組み合わせる方法があります。

めんつゆを使えば、しょうゆやだしなどを一から組み合わせる手間を減らせます。一方、圧力鍋は一般的な鍋とは調理方法が異なるため、使い方を確認しておくことが大切です。

特に注意したいのが、

  • 圧力鍋の種類
  • 必要な水分量
  • 加圧時間
  • 最大調理量
  • 減圧方法
  • めんつゆの濃縮倍率

です。

これらは製品によって異なります。

この記事では、圧力鍋とめんつゆを使った肉じゃがの基本的な作り方、じゃがいもの煮崩れを抑えるポイント、普通の鍋で作る方法、余った肉じゃがの活用方法まで紹介します。

なお、実際に圧力鍋を使用するときは、この記事の時間や分量よりも、使用している圧力鍋の取扱説明書やメーカー公式レシピを優先してください。

圧力鍋とめんつゆで肉じゃがを作るメリット

肉じゃがは、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、肉などを煮て作る家庭料理です。

しょうゆ、砂糖、みりん、だしなどを組み合わせても作れますが、めんつゆを基本の味付けとして使う方法もあります。

めんつゆなら調味料をまとめやすい

めんつゆには、しょうゆやだしなどがあらかじめ組み合わされています。

そのため、

めんつゆ+水

を基本にして、必要に応じて砂糖などを少量追加すれば、肉じゃがの味付けを組み立てられます。

ただし、めんつゆには、

  • ストレート
  • 2倍濃縮
  • 3倍濃縮
  • 4倍濃縮

などがあります。

商品によって濃さや味の傾向も違うため、「めんつゆなら必ず大さじ○杯」と固定することはできません。

使用する商品のラベルを確認し、煮物用の希釈割合が記載されている場合は、それを参考にしましょう。

圧力鍋は煮込み料理にも使える

圧力鍋は、密閉した鍋の内部に圧力をかけながら加熱する調理器具です。

じゃがいもやにんじんなどを使った煮込み料理にも利用できます。

ただし、「加圧5分」と書かれていても、料理全体が5分で終わるわけではありません。

実際には、

  1. 圧力がかかるまでの加熱時間
  2. 加圧時間
  3. 圧力が下がるまでの時間
  4. 仕上げの時間

が必要です。

圧力鍋を使う場合は、「加圧時間」と「料理全体にかかる時間」を分けて考えておきましょう。

圧力鍋とめんつゆで作る基本の肉じゃが

ここからは基本的な材料と流れを紹介します。

ただし、圧力鍋によって最低限必要な水分量や一度に調理できる量が違います。

以下の材料はあくまで料理の組み合わせ例として考え、めんつゆと水の分量、加圧条件は使用する圧力鍋の公式レシピに合わせてください。

材料(3~4人分)

  • じゃがいも……3個
  • 玉ねぎ……1個
  • にんじん……1本
  • 牛こま切れ肉または豚こま切れ肉……200g程度
  • めんつゆ……使用商品の表示に合わせて適量
  • 水……使用する圧力鍋の条件に合わせて適量
  • 砂糖……好みで少量
  • きぬさや・いんげんなど……あれば適量

しらたきなどを追加する場合も、圧力鍋で調理できる食材か、使用する製品の説明書を確認してください。

1.じゃがいもは大きめに切る

じゃがいもは皮をむき、大きめの一口大に切ります。

にんじんは乱切り、玉ねぎはくし切りにします。

圧力調理では食材がやわらかくなりやすいため、じゃがいもを小さく切りすぎると形が崩れやすくなります。

ただし、適した大きさは圧力鍋の種類や加圧条件によっても変わります。

メーカー公式レシピに切り方が指定されている場合は、その大きさを参考にしてください。

2.肉は食べやすい大きさにする

牛こま切れ肉や豚こま切れ肉は、大きいものだけ食べやすい大きさに切ります。

生肉を扱った包丁やまな板は、そのままサラダや薬味など加熱せずに食べる食品へ使用しないようにします。

肉を扱ったあとは手もよく洗いましょう。

3.圧力鍋へ材料を入れる

野菜と肉を圧力鍋へ入れます。

このとき、材料を入れる順番が指定されている製品では、必ずその方法に従います。

続いて、めんつゆと水を加えます。

ここで重要なのが、自己判断で水分を極端に減らさないことです。

圧力鍋には、圧力調理に必要な最低水分量が設定されている場合があります。

「煮汁を少なくすれば味が濃くなる」と考えて水分を減らしすぎるのではなく、使用している圧力鍋の指定を守ってください。

また、鍋の最大調理量を超えないようにします。

4.取扱説明書に従って加圧する

材料を入れたら、ふた、パッキン、蒸気口、圧力調整部分などを確認します。

問題がなければ正しくふたを閉め、使用機種に合った方法で加圧します。

ここで覚えておきたいのは、

「肉じゃがなら加圧○分」

というすべての圧力鍋に共通する時間はないということです。

電気圧力鍋とガス火用圧力鍋でも条件は違いますし、同じ電気圧力鍋でも製品によって圧力や設定が異なります。

使用している製品の「肉じゃが」「煮物」などの公式設定を確認しましょう。

5.指定された方法で減圧する

加圧が終わっても、鍋の内部には圧力が残っている場合があります。

調理終了の表示だけを見て、すぐにふたを開けるのは避けてください。

自然に圧力を下げる製品もあれば、指定された操作で蒸気を排出する製品もあります。

圧力表示ピンなどがある場合は、メーカーが指定する状態になったことを確認してからふたを開けます。

圧力が残った状態で無理にふたを開けないことが重要です。

6.肉と野菜の状態を確認する

ふたを開けたら、じゃがいもやにんじんの状態を確認します。

竹串などを刺して、好みのやわらかさになっているか確認しましょう。

肉についても十分に加熱されていることを確認します。

食材がまだ硬い場合は、使用している圧力鍋でふたを開けた状態の追加加熱ができるか確認し、メーカーが案内する方法で仕上げます。

7.最後に味を調整する

圧力調理が終わったら、煮汁の味も確認します。

味が薄いと感じる場合は、めんつゆを少量ずつ加えて調整します。

反対に濃い場合は、料理と使用機種に問題がない範囲で水分を調整します。

最初から濃い味付けにしてしまうより、最後に調整する方が扱いやすくなります。

煮汁が多い場合は、通常加熱が可能な圧力鍋なら少し煮詰める方法もあります。

ただし、煮詰めれば味も濃くなるため、煮汁の量だけでなく味も確認してください。

めんつゆの濃縮倍率は必ず確認する

めんつゆで肉じゃがを作るとき、特に間違えやすいのが濃縮倍率です。

2倍濃縮と3倍濃縮を同じ量使わない

例えば、

「レシピにめんつゆ100mlと書いてあるから、家にあるものを100ml入れる」

という使い方は避けましょう。

2倍濃縮と3倍濃縮では濃さが違います。

ストレートタイプなら、さらに条件が変わります。

まず商品パッケージを確認し、「煮物」の希釈割合が記載されている場合は、それを目安にします。

甘さはめんつゆに合わせて調整する

めんつゆだけでは甘さが足りないと感じる場合は、砂糖を少量加える方法があります。

一方、もともと甘めの商品なら砂糖を加えなくてもよい場合があります。

最初から砂糖を多く入れるのではなく、使用する商品の味を基準にしてください。

じゃがいもの煮崩れを抑える3つのポイント

圧力鍋で肉じゃがを作ったとき、

「じゃがいもが崩れてしまった」

ということがあります。

必ず防げるわけではありませんが、いくつか確認しておきたいポイントがあります。

じゃがいもを小さくしすぎない

小さく切るほど火が通りやすくなりますが、圧力調理ではやわらかくなりすぎる場合があります。

メーカー公式レシピに大きさが示されているなら、そのサイズを参考にしましょう。

加圧時間を自己判断で延ばさない

「もっとやわらかくしたいから」と加圧時間を長くすると、じゃがいもが崩れやすくなることがあります。

まずメーカー指定の条件で調理し、仕上がりを確認します。

調理後は強く混ぜない

圧力調理後のじゃがいもはやわらかくなっています。

味をなじませようとして何度も強く混ぜると、角が崩れたりつぶれたりしやすくなります。

全体を動かす場合は、鍋を軽くゆするか、お玉などでやさしく扱いましょう。

圧力鍋を使う前に確認しておきたいこと

圧力鍋は便利な一方、内部が高圧になる調理器具です。

レシピだけでなく、安全な使用方法を確認しておきましょう。

取扱説明書を最優先する

圧力鍋には、

  • 電気圧力鍋
  • ガス火用圧力鍋
  • IH対応圧力鍋

などがあります。

同じ種類でも製品によって作動圧力、調理時間、減圧方法などは異なります。

インターネット上のレシピより、自分が使っている製品の取扱説明書や公式レシピを優先してください。

最大調理量を守る

一度にたくさん肉じゃがを作りたい場合でも、鍋の上限を超えて材料を入れないようにします。

料理によって最大量が異なる製品もあるので、説明書を確認しましょう。

必要な水分量を守る

圧力調理には一定量の水分が必要です。

自己流で極端に減らすのは避けます。

蒸気口やパッキンを確認する

使用前には蒸気口などに詰まりがないか、パッキンが正しく取り付けられているかなどを確認します。

確認箇所や手入れ方法は機種によって違うため、説明書に従ってください。

圧力が下がってから開ける

圧力が残った状態ではふたを開けません。

メーカーが案内している方法で、内部の圧力が下がったことを確認してから開けましょう。

圧力鍋がなくてもめんつゆで肉じゃがを作れる

「めんつゆ肉じゃがを作りたいけれど、圧力鍋は持っていない」という場合は、普通の鍋でも作れます。

1.肉と野菜を炒める

鍋に少量の油を入れ、肉を炒めます。

肉の表面の色が変わってきたら、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを加えて軽く炒めます。

2.めんつゆと水を加える

使用するめんつゆの濃縮倍率を確認し、水と合わせて加えます。

商品に煮物用の希釈割合が記載されていれば、それを参考にしてください。

3.落としぶたをして煮る

沸騰したら火を弱め、落としぶたをして煮ます。

強く沸騰させ続けるとじゃがいもが崩れやすくなるため、煮汁の様子を見ながら火加減を調整します。

4.火の通りと味を確認する

じゃがいもやにんじんに竹串などを刺し、やわらかくなっているか確認します。

肉にも十分火が通っていることを確認します。

最後に味見をし、必要ならめんつゆなどを少量ずつ追加して仕上げます。

余った肉じゃがも別の料理に使える

肉じゃがを多めに作って少し残った場合は、そのまま温め直すだけでなく、別の料理に使うこともできます。

ただし、まず保存状態を確認し、適切に保存されていたものを使用してください。

肉じゃがコロッケ

肉じゃがの煮汁をしっかり切ります。

じゃがいもをつぶし、大きな肉やにんじんなどは細かくします。

形を整えて、

  1. 小麦粉
  2. 溶き卵
  3. パン粉

の順に衣を付けて加熱します。

もともと肉じゃがに水分が多い場合はまとまりにくいため、煮汁をよく切ることがポイントです。

肉じゃがのチーズ焼き

耐熱皿へ肉じゃがを入れ、じゃがいもを軽く崩します。

上からチーズをのせ、オーブンやトースターなどで十分に加熱します。

調理時間や使用できる容器は機種によって異なるため、取扱説明書を確認してください。

カレー風味に変える

残った肉じゃがへカレー粉を少量加えて味を変える方法もあります。

肉じゃがにはすでに味が付いているため、カレー粉や追加の調味料は少量ずつ加えましょう。

肉じゃがを保存するときのポイント

作った肉じゃがを保存する場合は、室温へ長時間置いたままにしないようにします。

保存する分は清潔な容器へ移し、適切に冷蔵します。

家庭で作った料理について、

「冷蔵なら必ず○日」

「冷凍なら必ず○週間」

と一律に決めるのは避けましょう。

調理方法や保存状態によって条件が変わるため、できるだけ食べ切れる量を作ることも大切です。

保存した肉じゃがを食べる場合は、全体が十分に温まるよう再加熱します。

見た目やにおいなどに異常を感じたり、保存状態に不安があったりする場合は、無理に食べないようにしてください。

まとめ|圧力鍋とめんつゆは条件を確認して使おう

圧力鍋とめんつゆを使えば、肉じゃがを作るときの調味料をまとめやすくなります。

一方で、

  • 圧力鍋の加圧時間
  • 最低水分量
  • 最大調理量
  • 減圧方法
  • めんつゆの濃縮倍率

は、製品によって異なります。

そのため、「この方法なら失敗しない」と考えるのではなく、使用している圧力鍋とめんつゆの商品表示を確認しながら作ることが大切です。

じゃがいもの煮崩れが気になる場合は、大きめに切る、加圧しすぎない、調理後に強く混ぜないといった点も確認してみてください。

肉じゃがが余ったときは、保存状態を確認したうえでコロッケやチーズ焼きなどへ使う方法もあります。

圧力鍋の特徴を理解しながら、家庭の肉じゃが作りに取り入れてみてください。