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炊き込みご飯とかやくご飯の違いは?具材・味付け・作り方と料理での使い分け

料理のコツと保存術
この記事は約11分で読めます。

「炊き込みご飯とかやくご飯って、何が違うの?」

「同じように具材を入れて炊くのに、呼び方が違うのはなぜ?」

「冷蔵庫に余ったごぼうやにんじんがあるけれど、どちらに使えばいい?」

炊き込みご飯とかやくご飯は、どちらも米に具材や調味料を加えて炊く料理として親しまれています。

名前が違うため「まったく別の料理なのでは?」と思うかもしれませんが、実際には共通する部分が多く、地域や家庭によって呼び方や作り方にも幅があります。

そのため、毎日の料理では「炊き込みご飯とかやくご飯を厳密に分ける」ことよりも、

どんな具材を使いたいのか、どんな仕上がりにしたいのか

で考える方が実用的です。

この記事では、炊き込みご飯とかやくご飯の違いを整理しながら、具材の選び方、余り食材の活用、炊飯器で作るときのポイントまで紹介します。

  1. 炊き込みご飯とかやくご飯の違いとは?
  2. 「炊き込みご飯は濃い味、かやくご飯は薄味」とは限らない
  3. 作り方にも大きな違いはない
  4. 炊き込みご飯とかやくご飯は「料理名」より具材で考えると便利
  5. 余った根菜は炊き込みご飯に使いやすい
    1. ごぼう
    2. にんじん
    3. れんこん
  6. きのこが余ったときにも便利
    1. 簡単きのこ炊き込みご飯
  7. 油揚げは少量の炊き込みご飯にも使いやすい
  8. 鶏肉が少し残ったら炊き込みご飯へ
  9. 余ったツナ缶も使える
  10. 炊き込みご飯に向いている余り食材一覧
    1. 野菜
    2. きのこ
    3. その他
  11. 基本の五目炊き込みご飯
    1. 材料の例
    2. 作り方
  12. 味が濃くなりすぎるのを防ぐポイント
  13. 具材を入れすぎないことも大切
  14. 炊き込みご飯と混ぜご飯の違いも覚えておくと便利
    1. 炊き込みご飯
    2. 混ぜご飯
  15. 炊き込みご飯をお弁当にするときの注意
  16. 炊き込みご飯が余ったらどうする?
  17. 冷凍するなら食べる分ごとに分ける
  18. 炊き込みご飯を翌日の料理に活用するなら?
    1. おにぎりにする
    2. だしをかける
    3. 焼きおにぎり風にする
  19. 「炊き込みご飯」と「かやくご飯」どちらを作ればいい?
  20. 炊き込みご飯を作るときに覚えたい5つのポイント
    1. 1.名称の違いにこだわりすぎない
    2. 2.余り食材を2~4種類程度組み合わせる
    3. 3.具材を入れすぎない
    4. 4.味付き食材を使うときは調味料を増やしすぎない
    5. 5.炊飯器の説明書を確認する
  21. まとめ|違いを知ったら「冷蔵庫にある食材」で炊き込みご飯を作ろう

炊き込みご飯とかやくご飯の違いとは?

まず結論からいうと、炊き込みご飯とかやくご飯を「味の濃さ」や「具材の大きさ」だけで明確に区別するのは難しいでしょう。

一般的には、米に具材や調味料を加えて一緒に炊く料理を「炊き込みご飯」と呼びます。

一方、「かやくご飯」は関西などで使われることがある呼び方です。

「かやく」は漢字で「加薬」と書かれることがあり、料理に加える具材などを意味します。

つまり、

炊き込みご飯=全国的に使われやすい呼び方

かやくご飯=関西などで使われることがある呼び方

という違いをまず覚えておけば分かりやすいでしょう。

実際の料理では両者に共通する部分が多く、家庭や地域、店などによって具材や味付けはさまざまです。

「炊き込みご飯は濃い味、かやくご飯は薄味」とは限らない

炊き込みご飯とかやくご飯の違いについて、

「炊き込みご飯は濃い味」

「かやくご飯は薄味」

と説明されることがあります。

確かに、家庭や地域によってそのような傾向が見られる場合はあります。

しかし、必ずその味付けになるわけではありません。

炊き込みご飯でも薄めの味付けで作ることがありますし、かやくご飯も家庭によってしょうゆやだしの配合は変わります。

そのため、料理するときは名称に合わせて味付けを決めるのではなく、

使う具材や一緒に食べるおかず、好みに合わせて調整する

と考える方が使いやすいでしょう。

作り方にも大きな違いはない

炊き込みご飯とかやくご飯は、基本的な作り方にも多くの共通点があります。

一般的には、

  1. 米を研ぐ
  2. 調味料と水分を加える
  3. 下ごしらえした具材をのせる
  4. 炊飯する
  5. 炊き上がったら全体を混ぜる

という流れです。

ただし、使用する具材や炊飯器によって適した作り方は異なります。

特に炊飯器で炊き込みご飯を作る場合は、使用する機種の取扱説明書を確認してください。

具材の量や調味料によっては、通常の白米と同じようには炊けない場合があります。

炊き込みご飯とかやくご飯は「料理名」より具材で考えると便利

毎日の料理では、

「これは炊き込みご飯にするべき?」

「かやくご飯にするべき?」

と悩む必要はあまりありません。

それよりも、冷蔵庫にある食材を確認して、

何を一緒に炊けば使い切れるか

と考えてみましょう。

たとえば、

ごぼう+にんじん+油揚げ
→ 定番の和風炊き込みご飯

鶏肉+ごぼう+にんじん
→ 食べ応えのある炊き込みご飯

しめじ+えのき+油揚げ
→ きのこの炊き込みご飯

ひじき+にんじん+油揚げ
→ 具材を細かくした炊き込みご飯

など、組み合わせはいろいろあります。

名称にこだわるより、家にある食材から献立を決められることが炊き込みご飯の便利なところです。

余った根菜は炊き込みご飯に使いやすい

冷蔵庫で余りやすい食材の一つが根菜です。

たとえば、ごぼうをきんぴら用に買ったものの、

「半分だけ残ってしまった」

ということがあります。

そんなときは、炊き込みご飯へ使う方法があります。

ごぼう

細めに切って、にんじんや鶏肉、油揚げなどと組み合わせます。

ごぼうの量が少なくても、ほかの具材と合わせれば使いやすくなります。

にんじん

1/3本、1/2本など中途半端に残りやすい野菜です。

細切りや小さめに切れば、さまざまな炊き込みご飯に合わせられます。

れんこん

煮物などで余ったれんこんも、食べやすい大きさにして炊き込みご飯へ利用できます。

食感を残したい場合は、厚く切りすぎないなど料理に合わせて調整しましょう。

きのこが余ったときにも便利

しめじ、しいたけ、えのき、まいたけなども炊き込みご飯と合わせやすい食材です。

たとえば、

「しめじが1/3パック」

「えのきが少し」

というように複数のきのこが中途半端に残っているなら、まとめて使う方法もあります。

簡単きのこ炊き込みご飯

使う食材の例は、

  • しめじ
  • しいたけ
  • えのき
  • 油揚げ
  • にんじん

など。

すべてそろえる必要はありません。

冷蔵庫にあるものだけを組み合わせるのがポイントです。

きのこからも水分が出るため、たくさん入れすぎず、炊飯器や使用するレシピに合った量にします。

油揚げは少量の炊き込みご飯にも使いやすい

「油揚げが1枚だけ残っている」

というときにも炊き込みご飯は便利です。

細く切った油揚げを、

  • ごぼう
  • にんじん
  • しいたけ
  • ひじき
  • きのこ

などと組み合わせます。

油揚げの下処理については、商品や料理によって異なります。

油抜き不要の商品もあるため、「必ず熱湯をかける」と決めつけず、商品の表示や好みに合わせて使いましょう。

鶏肉が少し残ったら炊き込みご飯へ

鶏肉が100g程度など、中途半端に残った場合にも活用できます。

食べやすい大きさに切って、ごぼうやにんじん、きのこなどと一緒に炊きます。

鶏肉を入れることで、一品の中に具材を増やせるのも便利です。

ただし、生の鶏肉を使用する場合は衛生面にも注意します。

生肉を切った包丁やまな板で、そのまま食べる食材を扱わないようにし、使用後の調理器具や手は適切に洗いましょう。

また、炊飯器で肉を使った炊き込みご飯を作れるか、使用機種の説明書も確認してください。

余ったツナ缶も使える

ツナ缶を一缶使って、手軽な炊き込みご飯を作る方法もあります。

たとえば、

ツナ+にんじん+きのこ

ツナ+ひじき+にんじん

などの組み合わせです。

缶汁や油を使うかどうかは、商品やレシピによって変わります。

使用するツナ缶とレシピに合わせて調整してください。

ツナに味が付いている商品を使う場合は、調味料を最初から濃くしすぎないこともポイントです。

炊き込みご飯に向いている余り食材一覧

「冷蔵庫に何か残っているけれど、炊き込みご飯に使えるかな?」

と迷ったときは、次のような食材を確認してみましょう。

野菜

  • ごぼう
  • にんじん
  • れんこん
  • たけのこ
  • さつまいも

きのこ

  • しいたけ
  • しめじ
  • まいたけ
  • えのき

その他

  • 油揚げ
  • こんにゃく
  • ひじき
  • ツナ
  • 鶏肉

全部を入れる必要はありません。

2~4種類程度を組み合わせるだけでも十分です。

具材を増やしすぎると炊飯に影響する場合があるため、「冷蔵庫の余り物を全部入れる」のではなく、使用する炊飯器やレシピに合った量を守りましょう。

基本の五目炊き込みご飯

ここでは、家庭で作りやすい組み合わせを紹介します。

具体的な水分量や炊飯方法については、使用する米・調味料・炊飯器に合わせて調整してください。

材料の例

  • 米……2合
  • 鶏肉……100g程度
  • にんじん……1/3本程度
  • ごぼう……1/3本程度
  • しいたけ……2枚程度
  • 油揚げ……1枚
  • しょうゆ……適量
  • みりん……適量
  • だし……適量

具材はすべてそろえなくても構いません。

「今日はしいたけがないからしめじ」

「ごぼうが少ないからにんじんを使う」

など、家庭にある食材に合わせて変更できます。

作り方

  1. 米を研ぎます。
  2. 具材を食べやすい大きさに切ります。
  3. 炊飯器に米と調味料を入れます。
  4. 使用するレシピに合わせて水分量を調整します。
  5. 具材を上にのせます。
  6. 炊飯器の説明書に従って炊きます。
  7. 炊き上がったら全体を混ぜます。

具材を入れたあとに米と強く混ぜるのではなく、具材を上にのせて炊く方法が一般的です。

ただし、使用する炊飯器やレシピの指示がある場合は、そちらを優先してください。

味が濃くなりすぎるのを防ぐポイント

炊き込みご飯を作ったとき、

「思ったより味が濃かった」

ということがあります。

炊き込みご飯は炊飯後に調味料を取り除くことができないため、最初の味付けが大切です。

特に注意したいのが、

  • しょうゆ
  • めんつゆ
  • 白だし
  • 塩昆布
  • ツナなど味付きの食材

を組み合わせる場合です。

複数の味付き食材を一緒に使うと、想像以上に味が濃くなることがあります。

初めて作る組み合わせでは、信頼できるレシピを参考にして調味料を加える方が作りやすいでしょう。

具材を入れすぎないことも大切

余り食材を使い切りたいからといって、

「にんじんも、ごぼうも、きのこも、鶏肉も全部入れよう」

と具材を増やしすぎるのはおすすめできません。

炊飯器は、機種によって炊き込みご飯に使用できる米や具材の量が決められていることがあります。

具材が多すぎると、炊き上がりにムラが出る可能性があります。

使い切れなかった食材は、無理に一度で全部使わなくても大丈夫です。

ごぼうなら翌日にきんぴら、きのこなら味噌汁というように、別の料理へ回すことも考えましょう。

炊き込みご飯と混ぜご飯の違いも覚えておくと便利

炊き込みご飯と似た料理に「混ぜご飯」があります。

こちらは調理方法の違いが比較的分かりやすいでしょう。

炊き込みご飯

米と具材、調味料などを一緒に炊きます。

混ぜご飯

基本的には炊き上がったご飯に、調理した具材などを混ぜます。

この違いを覚えておくと、余り食材を使うときにも便利です。

たとえば、

「炊飯器に具材を入れすぎたくない」

「すでに白ご飯を炊いてしまった」

という場合は、余った野菜やきのこなどで具を作り、混ぜご飯にする方法もあります。

炊飯前なら炊き込みご飯、白ご飯がすでにあるなら混ぜご飯

という使い分けもできます。

炊き込みご飯をお弁当にするときの注意

炊き込みご飯をお弁当に利用する場合は、具材が入っていることを考えて衛生的に扱うことが大切です。

炊いたご飯を熱いまま密閉するのではなく、弁当箱へ詰める場合は適切に扱いましょう。

また、気温や持ち運ぶ時間、使用する具材などによって条件は変わります。

特に暑い時期は、「炊き込みご飯だから大丈夫」と考えず、お弁当全体の衛生管理を意識してください。

炊き込みご飯が余ったらどうする?

炊き込みご飯は2合、3合とまとめて炊くことが多いため、食べ切れない場合があります。

まず、食べ切れないことが分かっているなら、長時間室温に置いたままにしないことが大切です。

保存する場合は、使用した具材や保存環境などを考慮して適切に扱います。

炊飯器の保温機能についても、機種によって炊き込みご飯の保温を推奨していない場合があります。

炊飯器の取扱説明書を確認し、炊き込みご飯の長時間保温を自己判断で行わないようにしましょう。

冷凍するなら食べる分ごとに分ける

炊き込みご飯を冷凍保存する場合は、家庭で食べる量ごとに分けておくと便利です。

一食分ずつ分けておけば、

「昼食に一人分だけ食べたい」

というときにも必要な分だけ取り出せます。

ただし、こんにゃくなど、冷凍によって食感が変化しやすい具材もあります。

冷凍を前提に炊き込みご飯を作るなら、使用する具材も考えておくとよいでしょう。

保存・解凍について市販商品の表示や使用する機器の案内がある場合は、そちらも確認してください。

炊き込みご飯を翌日の料理に活用するなら?

保存状態に問題がない炊き込みご飯が残っている場合は、そのまま温めて食べるだけでも構いません。

無理に別料理へアレンジする必要はありません。

味を変えたい場合は、家庭にある食材を少量加える方法があります。

おにぎりにする

炊き込みご飯を食べやすい量にまとめます。

お弁当に利用する場合は、衛生面に注意して扱います。

だしをかける

温めた炊き込みご飯にだしを加えて、お茶漬け風にする方法もあります。

小ねぎや刻みのりなどが余っていれば、少量添えてもよいでしょう。

焼きおにぎり風にする

おにぎりにして表面を焼けば、炊きたてとは違った食感を楽しめます。

すでに味が付いているため、追加のしょうゆなどは味を確認してから使いましょう。

「炊き込みご飯」と「かやくご飯」どちらを作ればいい?

結局どちらを作ればいいのか迷うかもしれませんが、家庭料理ではそれほど難しく考える必要はありません。

「かやくご飯」という呼び方になじみがある家庭なら、いつもの具材と味付けで作る。

「炊き込みご飯」と呼んでいるなら、そのままで構いません。

重要なのは料理名ではなく、

何が冷蔵庫に残っているか

どんな味付けにしたいか

どのくらいの量を炊くか

です。

余ったごぼう、にんじん、きのこ、油揚げなどがあるなら、それらを組み合わせて一度の炊飯で一品作れます。

炊き込みご飯を作るときに覚えたい5つのポイント

最後に、家庭で炊き込みご飯を作るときのポイントを整理します。

1.名称の違いにこだわりすぎない

炊き込みご飯とかやくご飯には共通点が多くあります。

家庭では料理名より、使う具材や味付けを優先して考えましょう。

2.余り食材を2~4種類程度組み合わせる

ごぼう、にんじん、きのこ、油揚げなど、少量残った食材を組み合わせます。

3.具材を入れすぎない

炊飯器の容量や取扱説明書を確認します。

4.味付き食材を使うときは調味料を増やしすぎない

ツナや塩昆布、めんつゆなどを使う場合は、全体の味付けを考えます。

5.炊飯器の説明書を確認する

炊き込みご飯に使用できる材料や容量、炊飯コース、保温の可否などは機種によって異なります。

安全に調理するためにも、使用している炊飯器の案内を確認しましょう。

まとめ|違いを知ったら「冷蔵庫にある食材」で炊き込みご飯を作ろう

炊き込みご飯とかやくご飯は、まったく別の料理というより、共通する部分の多い具入りご飯です。

「かやくご飯」は関西などで使われることがある呼び方で、実際の味付けや具材は地域や家庭によってさまざまです。

そのため、

炊き込みご飯=濃い味

かやくご飯=薄味

と単純に分ける必要はありません。

家庭で料理するときは、名称の違いよりも何を使いたいかから考えてみましょう。

ごぼうとにんじんが余っているなら、油揚げを加えて和風に。

きのこが少しずつ残っているなら、まとめてきのこ炊き込みご飯に。

鶏肉が中途半端に残っているなら、根菜と組み合わせる。

すでに白ご飯を炊いてしまったなら、炊き込みご飯ではなく混ぜご飯にする方法もあります。

炊き込みご飯は、冷蔵庫に少しずつ残った食材を一度の料理にまとめやすいのが便利なところです。

ただし、余り食材を全部詰め込むのではなく、炊飯器の容量や取扱説明書を確認することも忘れないようにしましょう。

「炊き込みご飯とかやくご飯は何が違う?」を知るだけで終わらず、「今日余っている食材をどう料理する?」まで考える。

そうすれば、知識だけの記事ではなく、毎日の献立に役立つ情報として活用できます。