「夕食を作らなければならないけれど、できるだけ手間をかけたくない」
「フライパンを何度も使うと、洗い物が増えて大変」
「魚焼きグリルはあるけれど、魚を焼くときしか使っていない」
そんなときに活用したいのが、キッチンに備え付けられている魚焼きグリルです。
魚焼きグリルという名前ですが、機種によっては魚だけでなく、肉や野菜などさまざまな料理に活用できます。
食材を入れて加熱している間に、汁物を作ったり、サラダを用意したり、使い終わった調理器具を洗ったりできるのも便利なところ。
つまり、グリルを**「魚を焼く場所」ではなく「もう一つの調理スペース」**として使うと、夕食作りを進めやすくなります。
この記事では、魚焼きグリルを使って料理をラクにする方法や、焼くだけで作りやすい簡単メニュー、後片付けの負担を減らすコツを紹介します。
- 魚焼きグリルを使うと料理がラクになる理由
- まずは自宅の魚焼きグリルを確認しよう
- 「メイン料理をグリルに任せる」と夕食作りがラク
- ラク料理① 焼き魚+余り野菜
- ラク料理② 鶏肉と野菜のグリル焼き
- ラク料理③ 厚揚げと長ねぎを焼くだけ
- ラク料理④ 余り野菜をまとめて焼く
- ラク料理⑤ きのこのグリル焼き
- グリルトレーを使うと後片付けを減らしやすい
- タレは「焼いたあと」にかけるとラク
- アルミホイルやシートは取扱説明書を確認
- 下味冷凍で「帰ったら焼くだけ」に
- グリルで焼いている時間に「もう一品」を作る
- 魚焼きグリルを使った簡単献立例
- 後片付けをラクにする3つの習慣
- 掃除の「裏ワザ」を増やしすぎない
- グリルを使わない方がラクな日もある
- まとめ|魚焼きグリルを「もう一つのコンロ」にすると料理がラクになる
魚焼きグリルを使うと料理がラクになる理由
毎日の料理をラクにしたいとき、「調理時間を短くすること」だけを考える必要はありません。
大切なのは、自分が手を動かす時間を減らすことです。
フライパンで料理をしていると、食材をひっくり返したり、焦げないように様子を見たりすることがあります。
一方、魚焼きグリルなら、料理や機種にもよりますが、食材をセットして加熱している間に別の作業を進められます。
たとえば夕食なら、
- グリルで魚を焼く
- コンロで味噌汁を作る
- サラダや冷ややっこを用意する
- 使い終わった包丁やまな板を洗う
といった作業を同時に進められます。
グリル料理が完成するころに、ほかの料理や洗い物もある程度終わっていれば、食後の片付けもラクになります。
まずは自宅の魚焼きグリルを確認しよう
魚焼きグリルを使う前に、まず確認しておきたいのが自宅のグリルのタイプです。
魚焼きグリルには、
- 水ありタイプ
- 水なしタイプ
- 片面焼きタイプ
- 両面焼きタイプ
- ガス式
- IH式
など、さまざまな種類があります。
予熱が必要か、受け皿に水を入れるか、どのような容器を使用できるかなども機種によって異なります。
そのため、ネットで見つけた方法をそのまま試すのではなく、使用している機種の取扱説明書を優先することが大切です。
説明書が見つからない場合は、メーカー名と型番を確認すると、メーカー公式サイトで取扱説明書を探せる場合があります。
「メイン料理をグリルに任せる」と夕食作りがラク
魚焼きグリルを料理に活用するときは、難しい料理を作ろうとしなくても大丈夫です。
まずは、
夕食のメイン料理をグリルに任せる
ところから始めてみましょう。
たとえば焼き魚の日なら、魚をグリルへ入れている間に味噌汁を作ります。
さらに、冷ややっこや作り置きの副菜を添えれば、
焼き魚+味噌汁+簡単な副菜
という献立が完成します。
フライパンを使わないため、コンロが一口空くのもメリットです。
忙しい日は、品数を増やすことよりも、少ない調理器具で無理なく食事を用意することを意識するとラクになります。
ラク料理① 焼き魚+余り野菜
魚だけを焼くのではなく、冷蔵庫に余っている野菜も一緒に使えば、付け合わせを別に作る手間を減らせます。
たとえば、
- 玉ねぎ
- ピーマン
- 長ねぎ
- きのこ類
など。
使用するグリルに対応したトレーなどへ、魚と一緒に調理できる野菜を並べます。
魚と野菜をまとめて調理できれば、
メイン+付け合わせ
を一度に用意できます。
「魚料理のために新しい野菜を買う」のではなく、冷蔵庫に中途半端に残っている野菜を優先するのもおすすめです。
野菜を使い切りながら、一品を作る手間も減らせます。
ラク料理② 鶏肉と野菜のグリル焼き
使用している機種で肉料理ができる場合は、鶏肉と野菜を一緒に焼く方法もあります。
合わせやすいのは、
- 玉ねぎ
- ピーマン
- きのこ
- かぼちゃ
- なす
など。
グリル対応のトレーなどへ食材を並べ、使用している機種に適した方法で加熱します。
味付けも複雑にする必要はありません。
塩やこしょうなどシンプルな味付けで焼き、食べるときに好みの調味料を添える方法もあります。
肉を調理するときは表面の焼き色だけで判断せず、中心まで十分に加熱しましょう。
ラク料理③ 厚揚げと長ねぎを焼くだけ
「今日は肉や魚を使った料理を作るのも面倒」
そんな日に作りやすいのが厚揚げのグリル焼きです。
厚揚げと長ねぎなどをグリル対応のトレーに並べて焼きます。
焼き上がったら、
- しょうゆ
- ポン酢
- めんつゆ
など、家にある調味料で味付けします。
小ねぎや大根おろしなどがあれば、食べるときに添えてもよいでしょう。
ポイントは、最初から複雑な味付けをしないこと。
「焼く→食卓で味付け」
くらいにすると、料理も後片付けもシンプルになります。
ラク料理④ 余り野菜をまとめて焼く
野菜室を確認すると、
「ピーマンが2個」
「なすが1本」
「玉ねぎが半分」
「きのこが少し」
など、中途半端な量の野菜が残っていることがあります。
一つずつ別の料理を考えるのが面倒なら、まとめて焼き野菜にしてしまいましょう。
使用できるトレーなどへ食べやすく切った野菜を並べ、グリルで加熱します。
焼き上がったら、しょうゆやポン酢、ドレッシングなどで味付けします。
夕食の副菜として使うほか、翌日の料理に加える方法もあります。
余り野菜を使うために凝った料理を考えるのではなく、**「とりあえず焼く」**という選択肢を持っておくと献立を決めやすくなります。
ラク料理⑤ きのこのグリル焼き
しめじ半パック、しいたけ数個、えのき少量など、きのこが少しずつ残ることもあります。
そんなときも、グリル料理にまとめて使えます。
食べやすくしたきのこを対応トレーなどへ並べて加熱し、焼き上がったらしょうゆやポン酢などで味付けします。
複数種類のきのこを組み合わせても構いません。
魚や肉を焼くスペースに余裕がある場合は、一緒に調理すれば付け合わせにもなります。
グリルトレーを使うと後片付けを減らしやすい
魚焼きグリルを使いたくない理由として多いのが、使用後の掃除です。
魚の皮が網に付いたり、脂や調味料が受け皿へ落ちたりすると、後片付けに時間がかかります。
そこで、自宅の機種で使用できる場合に便利なのがグリル用トレーやグリルプレートです。
食材を直接網へ置かずに調理できるため、脂や調味料がグリル内へ落ちるのを減らしやすくなります。
魚だけでなく、肉や野菜をまとめて焼けるタイプなら、一皿でメインと付け合わせを作ることもできます。
ただし、「グリル用」と書かれていれば何でも使えるわけではありません。
サイズや材質、耐熱性、使用できる熱源などを確認し、使用している魚焼きグリルに対応しているものを選びましょう。
タレは「焼いたあと」にかけるとラク
グリルが汚れやすくなる原因の一つが、食材から落ちる脂や調味料です。元記事でもタレや脂が網を通って落ちることを汚れのポイントとして挙げています。
特に砂糖などを含むタレは、落ちた部分が焦げ付きやすくなることがあります。
そこで料理によっては、
薄めの下味で焼く
↓
焼き上がってからタレをかける
という方法にすると後片付けを減らしやすくなります。
たとえば鶏肉ならシンプルに焼いて、食卓でポン酢などを添える。
厚揚げなら焼いてからしょうゆをかける。
野菜なら焼いてからドレッシングをかける。
「焼く前にしっかり味を付けなければ」と考えなければ、調理工程も一つ減らせます。
アルミホイルやシートは取扱説明書を確認
「グリルを汚したくないからアルミホイルを敷こう」
「クッキングシートを使えば洗わなくて済みそう」
と考えることもあるでしょう。
ただし、ここは注意が必要です。
魚焼きグリルは機種によって構造や熱源の位置が異なります。
そのため、アルミホイルやクッキングシートなどが使用できるかどうかを一律に判断することはできません。
特にクッキングシートについて、元記事では条件付きで使用できるとしていますが、リライト後は個別機種の取扱説明書を優先する構成にします。
「掃除をラクにするため」という理由だけで自己判断せず、メーカーが案内している使用方法を確認しましょう。
下味冷凍で「帰ったら焼くだけ」に
忙しい日の料理をさらにラクにしたいなら、下味冷凍と組み合わせる方法もあります。
買ってきた肉や魚を1回分ずつ分け、料理に合わせた下味を付けて冷凍しておきます。
使う日は適切に解凍し、対応トレーなどへ移して加熱します。
夕食を作るときの、
肉を切る
→ 調味料を量る
→ 味を付ける
という工程を事前に済ませておけるのが便利なところです。
ただし、下味冷凍は「長期間保存できるようにする方法」と考えるのではなく、忙しい日の調理工程を前倒しする方法として利用すると分かりやすいでしょう。
保存や解凍は使用する食品に適した方法で行い、肉や魚は中心まで十分に加熱します。
グリルで焼いている時間に「もう一品」を作る
グリル料理で夕食作りをラクにする最大のポイントは、焼き時間を待ち時間にしないことです。
たとえば魚を焼き始めたら、その間に味噌汁を作ります。
味噌汁を煮ている間に、冷ややっこを盛り付けます。
さらに時間があれば、包丁やまな板を洗います。
すると、
魚が焼き上がる
=夕食の準備もほぼ終わる
という状態を作りやすくなります。
料理の「10分短縮」「5分短縮」だけにこだわるより、同時進行できる工程を増やす方が、夕食作り全体の負担を減らせることがあります。
魚焼きグリルを使った簡単献立例
「具体的にどう使えばいいの?」という場合は、メイン料理をグリルへ任せる献立から始めてみましょう。
献立1|焼き魚の日
グリル
鮭+きのこ
コンロ
豆腐とわかめの味噌汁
加熱なし
冷ややっこ
魚ときのこを一緒に調理できれば、付け合わせを別に作る手間を減らせます。
献立2|鶏肉の日
グリル
鶏肉+玉ねぎ+ピーマン
コンロ
野菜スープ
加熱なし
作り置きの副菜
グリルへメインを任せている間に、コンロでスープを作ります。
献立3|冷蔵庫整理の日
グリル
厚揚げ+なす+ピーマン+きのこ
コンロ
残り野菜の味噌汁
冷蔵庫に少しずつ残っている野菜を優先して使います。
特別な料理を作るというより、残っているものを焼く・汁物に入れると考えれば献立を決めやすくなります。
後片付けをラクにする3つの習慣
料理が終わってからグリル掃除に時間がかかってしまうと、「もう使いたくない」と感じてしまいます。
後片付けもできるだけシンプルにしましょう。
1.汚れをため込まない
使用後は安全な状態になってから、取扱説明書に従って必要な部分をお手入れします。
何回分もの汚れをためてから掃除するより、その都度できる範囲で手入れする方が負担をためにくくなります。
2.取り外せる部品を確認する
網や受け皿など、取り外して洗える部品は機種によって違います。
無理に外したり、「水洗いできそう」と自己判断したりせず、説明書を確認します。
3.メーカー指定のお手入れ方法を基本にする
重曹やクエン酸などを使った掃除方法を見かけることがありますが、グリルの材質や表面加工によって適さない場合があります。
普段のお手入れでは、メーカーが案内している洗剤や掃除方法を基本にしましょう。
掃除の「裏ワザ」を増やしすぎない
料理をラクにしたいのに、
「焼く前にこれを敷く」
「受け皿にはこれを入れる」
「焼き終わったら別の材料を使って消臭する」
と作業を増やしてしまうと、かえって面倒になります。
グリルをラクに使うなら、
対応トレーなどを使う
→ 汚れやすいタレを減らす
→ 使用後は指定された方法で洗う
くらいのシンプルな流れを基本にするのがおすすめです。
「絶対に汚さない」ことを目標にするより、汚れても簡単に片付けられる使い方にする方が続けやすくなります。
グリルを使わない方がラクな日もある
魚焼きグリルが便利だからといって、毎日使う必要はありません。
少量だけ調理するときはフライパンの方がラクな場合もあります。
逆に、
「コンロが埋まっている」
「魚と野菜をまとめて焼きたい」
「焼いている間に別の料理を作りたい」
という日はグリルが便利です。
大切なのは、グリルを必ず使うことではなく、その日の料理で一番手間の少ない調理方法を選ぶことです。
まとめ|魚焼きグリルを「もう一つのコンロ」にすると料理がラクになる
魚焼きグリルは、魚を焼くときだけ使うものではありません。
使用している機種が対応していれば、
- 魚と余り野菜を焼く
- 鶏肉と野菜をまとめて焼く
- 厚揚げを焼く
- 余った野菜を焼いて副菜にする
- きのこをまとめて焼く
など、毎日の料理にも活用できます。
そして、料理をラクにするうえで大切なのが、グリルで焼いている時間を活用することです。
グリルにメイン料理を任せ、その間に汁物や副菜を用意する。
料理が終わるころには、使った包丁やまな板も洗っておく。
そんな流れを作れば、夕食の準備から片付けまでを同時進行しやすくなります。
また、対応するグリルトレーなどを利用したり、焼いたあとに味付けしたりすれば、グリル内の汚れを減らせる場合があります。
ただし、魚焼きグリルは機種によって使用方法が異なります。
水の有無、予熱、アルミホイル、トレーなどについては、必ず使用している機種の取扱説明書を確認してください。
「魚焼きグリルを汚さない方法」をたくさん覚えるのではなく、「グリルに一品任せて、その間にほかの料理を済ませる」。
そんな使い方から始めると、毎日の料理を少しラクにできるでしょう。

