れんこんを煮物や炒め物に使ったあと、半端な大きさで残ってしまうことはありませんか。
「きんぴらを作るほどの量はない」「同じ味つけが続くのは避けたい」というときでも、れんこんは50〜200gほどあれば、汁物、チーズ焼き、サラダ、卵料理などに使えます。
薄切り、粗みじん切り、すりおろしなど、切り方を変えるだけでも食感が変わるため、少量でも献立へ取り入れやすい食材です。
この記事では、余ったれんこんの量から選べる簡単レシピ6品と、切った後の下ごしらえ、変色を抑えたいときの方法、すぐ使わない場合の冷蔵・冷凍の考え方まで紹介します。
この記事でわかること
- 50〜200gほど余ったれんこんの使い道
- 料理に合わせた切り方と下ごしらえ
- 少ない追加材料で作れる使い切りレシピ6品
- 加熱済みのれんこんが余ったときの活用方法
- 切ったれんこんの冷蔵・冷凍のポイント
余ったれんこんは50〜200gでも料理に使える
れんこんが余ったとき、無理に一度で大量消費する必要はありません。
50g程度なら味噌汁や卵焼きの具、100gほどならチーズ焼きやツナサラダ、150〜200gあれば豚肉と合わせた主菜にもできます。
| 余ったれんこんの量 | 作りやすい料理 | 組み合わせやすい食材 |
|---|---|---|
| 約50g | 味噌汁、卵焼き | 豆腐、卵 |
| 約100g | チーズ焼き、ツナサラダ | チーズ、ツナ |
| 約150g | れんこんもち | 片栗粉 |
| 約200g | 豚肉との炒め物 | 豚こま切れ肉 |
| 加熱済み | サラダ、チーズ焼き、汁物 | マヨネーズ、チーズ、味噌 |
ポイントは、「れんこんだけで一品作ろう」と考えすぎないことです。
冷蔵庫にある卵、豆腐、ツナ、豚肉などと組み合わせれば、少量のれんこんでも料理としてまとめやすくなります。
れんこんは料理に合わせて切り方を変えると使い切りやすい
れんこんは、切り方によって食感や火の通り方が変わります。
残った量だけを見るのではなく、「シャキッと食べたい」「ほかの材料になじませたい」など、作る料理に合わせて切ると使いやすくなります。
| 切り方 | 向いている料理 | 仕上がりの特徴 |
|---|---|---|
| 2〜3mmの薄切り | 炒め物、味噌汁 | 短時間で火が通りやすい |
| 5mm程度の薄切り | チーズ焼き、焼き物 | れんこんの歯ごたえを残しやすい |
| 粗みじん切り | 卵焼き、ひき肉料理 | 少量でも料理全体へ散らしやすい |
| すりおろし | れんこんもち、汁物 | 薄切りとは異なるもちっとした食感にしやすい |
変色を抑えたいときは切った後に短時間さらす
れんこんは切ったまま置くと、切り口の色が変わることがあります。
白く仕上げたいサラダなどでは、切ったれんこんを酢水へ短時間さらしてから使う方法があります。
酢水の一例は、水200mlに酢小さじ1/2程度です。数分さらしたらざるへ上げ、水気を切ります。
長時間つけておく必要はありません。
一方、しょうゆ味の炒め物や味噌汁など、多少の色の変化が気になりにくい料理では、水に短時間さらす程度でも調理できます。
穴の中に汚れがないか確認してから切る
れんこんを切ったときは、表面だけでなく穴の内側も確認します。
土などが残っている場合は、流水で洗います。細い部分に汚れが残っているときは、扱いやすいブラシなどを使って落としてください。
皮は必ずしも厚くむく必要はありませんが、表面の状態や料理の仕上がりに合わせて薄くむくと扱いやすくなります。
余ったれんこんを使い切る簡単レシピ6品
ここからは、れんこんが50〜200g程度残った場合に作りやすい料理を紹介します。
使い切るために新しい食材をたくさん買わなくても済むよう、家庭で使いやすい材料を中心にしています。
1.れんこんと豆腐の味噌汁|れんこん約50g
れんこんが数切れ分だけ残ったときは、汁物の具にすると使いやすくなります。
薄く切れば短時間でも火が通りやすく、豆腐や油揚げなど、普段の味噌汁の具とも合わせられます。
材料(2人分)
- れんこん:50g
- 豆腐:100g
- だし汁:400ml
- 味噌:大さじ1と1/2程度
作り方
- れんこんは洗って皮を薄くむき、2〜3mm程度のいちょう切りまたは半月切りにします。
- 切ったれんこんを水へ短時間さらし、水気を切ります。
- 豆腐は1.5cm角程度に切ります。
- 鍋にだし汁とれんこんを入れて中火にかけます。
- 煮立ったら火を少し弱め、れんこんに火が通るまで数分煮ます。
- 豆腐を加えて温めます。
- 火を弱めて味噌を溶き入れ、煮立たせないように温めて火を止めます。
れんこんの厚みによって必要な加熱時間は変わります。食べてみて硬い場合は、少し長く煮てください。
豆腐がなければ、油揚げ、わかめ、にんじん、きのこなど、冷蔵庫にある材料でも作れます。
2.れんこん入り卵焼き|れんこん約50g
50g程度のれんこんをさらに細かく使いたいなら、卵焼きの具にできます。
粗みじん切りにして先に加熱しておくことで、卵の中にれんこんの食感を残せます。
材料(2人分)
- れんこん:50g
- 卵:2個
- 水:大さじ1
- しょうゆ:小さじ1/2
- 塩:少々
- サラダ油:適量
作り方
- れんこんは5mm角程度の粗みじん切りにします。
- 耐熱容器へ入れ、水小さじ1程度を振ってふんわりラップをします。
- 600Wの電子レンジで1分程度加熱し、硬ければ20秒ずつ追加します。
- 卵、水、しょうゆ、塩を混ぜ、れんこんを加えます。
- 卵焼き器または小さめのフライパンに油を薄くひいて中火で熱します。
- 卵液を数回に分けて流し入れ、火を通しながら巻きます。
- 中心まで火が通ったことを確認して取り出します。
電子レンジの加熱時間は、れんこんの大きさや容器、機種によって変わります。
青ねぎや少量のチーズなどが余っている場合は、一緒に混ぜてもよいでしょう。
3.れんこんのツナマヨサラダ|れんこん約100g
きんぴらとは違う味にしたいときは、ツナとマヨネーズを使ったサラダにすると献立へ変化をつけられます。
薄切りのれんこんを加熱してから和えるのがポイントです。
材料(2人分)
- れんこん:100g
- ツナ缶:1/2缶
- マヨネーズ:大さじ1
- しょうゆ:小さじ1/2
- 白いりごま:小さじ1
- こしょう:少々
作り方
- れんこんは2〜3mm程度の半月切りまたはいちょう切りにします。
- 白く仕上げたい場合は、酢水へ数分さらします。
- 鍋に湯を沸かし、れんこんを入れて好みの硬さになるまでゆでます。
- ざるへ上げ、水気をしっかり切って粗熱を取ります。
- ツナの油または汁を軽く切ります。
- ボウルへれんこん、ツナ、マヨネーズ、しょうゆ、白ごま、こしょうを入れて混ぜます。
水気が多く残っているとマヨネーズが薄まりやすいため、れんこんをしっかり水切りしてから和えます。
ツナがなければ、ちくわやハムなどでもアレンジできます。
4.れんこんのチーズ焼き|れんこん約100g
れんこんを洋風のおかずにしたいときは、チーズと合わせる方法があります。
フライパンでれんこんに火を通してからチーズをのせれば、特別なソースを作らなくても一品になります。
材料(2人分)
- れんこん:100g
- ピザ用チーズ:30g
- オリーブ油またはサラダ油:小さじ1
- 塩:少々
- こしょう:少々
作り方
- れんこんは5mm程度の輪切りまたは半月切りにします。
- 水へ短時間さらし、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
- フライパンに油を入れて中火で熱し、れんこんを重ならないように並べます。
- 焼き色がついたら裏返し、弱めの中火で火を通します。
- れんこんに火が通ったら塩・こしょうを振ります。
- チーズをのせ、ふたをして弱火にします。
- チーズが溶けたら火を止めます。
ベーコン、ハム、しめじなどが少量残っていれば、一緒に焼いても構いません。
厚く切ると中心まで火が通るのに時間がかかるため、短時間で作りたい場合は5mm程度を目安にします。
5.すりおろしれんこんもち|れんこん約150g
れんこんが150gほど残っているなら、すりおろして焼くと、薄切りとは異なる食感で使い切れます。
少ない材料で作れるので、「ほかの野菜がほとんど残っていない」というときにも向いています。
材料(2人分)
- れんこん:150g
- 片栗粉:大さじ1
- しょうゆ:小さじ1
- 塩:ひとつまみ
- ごま油:小さじ1
作り方
- れんこんを洗って皮を薄くむきます。
- おろし金ですりおろします。
- 水分が非常に多い場合は、軽く水気を切ります。絞りすぎないようにしてください。
- 片栗粉、しょうゆ、塩を加えて混ぜます。
- 4〜6等分し、平たい円形に整えます。
- フライパンにごま油を入れて弱めの中火で熱します。
- れんこんを並べ、焼き色がつくまで2〜3分程度焼きます。
- 裏返してふたをし、中心まで火が通るまでさらに加熱します。
生地がやわらかすぎて形にならない場合は、片栗粉を小さじ1ずつ追加して調整します。
逆に粉を入れすぎると食感が重くなるので、まとまる程度にとどめます。
6.れんこんと豚こまの味噌炒め|れんこん約200g
200gほど余っている場合は、豚肉と合わせれば主菜にしやすくなります。
サイト内にはしょうゆ・みりん・砂糖を使った「れんこんの甘辛炒め」がすでにあるため、こちらは味噌味にして使い分けます。
材料(2人分)
- れんこん:200g
- 豚こま切れ肉:150g
- サラダ油:小さじ1
- 味噌:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 酒:大さじ1
- しょうゆ:小さじ1/2
作り方
- れんこんは3〜5mm程度の半月切りまたはいちょう切りにします。
- 水に短時間さらし、水気をしっかり切ります。
- 味噌、みりん、酒、しょうゆを混ぜておきます。
- フライパンに油を入れて中火で熱し、豚肉を炒めます。
- 豚肉の色が変わってきたられんこんを加えます。
- れんこんに火が通るまで炒めます。
- 合わせた調味料を加え、全体へ絡めながら加熱します。
- 豚肉の中心まで十分に火が通ったことを確認して火を止めます。
調味料を加えたあとは味噌が焦げやすいため、火が強い場合は弱めてください。
豚肉の厚さや量、フライパンの大きさによって必要な加熱時間は変わります。生の部分が残らないよう、十分に加熱します。
加熱済みのれんこんが余ったら再加熱しすぎない料理へ
筑前煮などを作る前に下ゆでしたれんこんや、電子レンジで加熱したれんこんが余っている場合は、生のれんこんと同じ時間だけ加熱する必要はありません。
すでに火が通っているので、次のような料理に使うと扱いやすくなります。
- ツナやマヨネーズと和えてサラダにする
- チーズをのせて焼く
- 味噌汁やスープの仕上げに加える
- 細かく切って卵焼きへ加える
すでにやわらかくなっているれんこんを長時間煮たり炒めたりすると、最初に狙っていた食感とは変わることがあります。
加熱済みの場合は「火を通す」より「温めながら味をなじませる」くらいに考えると調理しやすくなります。
筑前煮など味つけ済みのれんこんが余った場合は調味料を減らす
余っているのが生のれんこんではなく、筑前煮や煮物に入っていたれんこんの場合もあります。
この場合は、すでにしょうゆ、砂糖、みりん、だしなどの味が染みているため、新しい料理の調味料をそのまま全部加えると味が濃くなりやすくなります。
リメイクするときは、次のように考えると調整しやすくなります。
- 煮汁を軽く切ります。
- れんこんの味を確認します。
- 食べやすい大きさへ切ります。
- チーズや卵など、味の方向を変える材料を加えます。
- 最後に不足する調味料だけを足します。
例えばチーズ焼きなら、味つけ済みのれんこんにチーズをのせるだけでも一品にできます。
卵焼きへ加える場合も、卵液へ入れるしょうゆや塩を控えめにしてから調整するとよいでしょう。
れんこんの切れ端や形の悪い部分も細かくすれば使える
筑前煮や飾り切りをすると、きれいな輪切りにならなかった端の部分が残ることがあります。
形がそろっていないからといって、別に捨てる必要はありません。
次のように、形が見えにくい料理へ回すと使いやすくなります。
- 粗みじん切りにして卵焼きへ
- 細かく切って味噌汁へ
- すりおろしてれんこんもちへ
- ひき肉料理の具へ混ぜる
特にすりおろす料理なら、端の形はほとんど気になりません。
「輪切りにならないから余り」と考えるのではなく、切り方を変えて別料理に回すと最後まで使いやすくなります。
余ったれんこんをすぐ使わないときは乾燥を防いで保存する
一度切ったれんこんをその日のうちに使わない場合は、切り口をそのままにして置かないようにします。
れんこんは乾燥すると状態が変わりやすいため、使いかけのものは切り口をラップでぴったり覆い、商品表示なども確認しながら適切に冷蔵します。
カットしたれんこんは切り口を覆って冷蔵する
節の途中で切っただけのれんこんなら、切り口から空気が入りにくいようラップでしっかり包みます。
そのうえで冷蔵庫の野菜室など、適切な場所で保存します。
購入時の袋や商品表示に保存方法が書かれている場合は、表示を優先してください。
料理する形まで切ったれんこんは冷凍もできる
すぐに使う予定がない場合は、料理に使う大きさへ切って冷凍する方法もあります。
- れんこんを洗い、必要に応じて皮をむきます。
- 薄切り、半月切りなど、次に使う料理に合わせて切ります。
- 変色を抑えたい場合は酢水へ数分さらします。
- ざるへ上げ、キッチンペーパーなどで水気をよく拭き取ります。
- 一度に使う量へ分けて冷凍用保存袋に入れます。
- 空気をできるだけ抜き、平らにして冷凍します。
薄切りなら炒め物や味噌汁、大きめなら煮物など、使う料理を想定して切っておくと調理時の手間を減らせます。
冷凍れんこんは凍ったまま加熱料理に使える
冷凍したれんこんは、炒め物や煮物、汁物などでは凍った状態から加熱調理できます。
ただし、生のれんこんとまったく同じ食感になるとは限りません。
冷凍後は食感が変わることがあるため、シャキッとした食感を特に生かしたい料理は冷蔵中のものを使い、冷凍分は煮物や汁物などに回すという使い分けもできます。
余ったれんこんを使うために食材を買い足しすぎない
使い切り料理で大切なのは、れんこんを消費するために新しい材料をたくさん増やさないことです。
まず冷蔵庫を確認し、今ある材料と組み合わせてみましょう。
| 家にある食材 | れんこんと作りやすい料理 |
|---|---|
| 卵 | 卵焼き、卵炒め |
| 豆腐 | 味噌汁 |
| ツナ | ツナマヨサラダ |
| チーズ | チーズ焼き |
| 豚こま切れ肉 | 味噌炒め |
| きのこ | 炒め物、味噌汁 |
| にんじん | 炒め物、汁物 |
れんこんが少量なら、料理の主役にする必要はありません。
汁物や卵料理へ加えて、冷蔵庫のほかの余り食材と一緒に使うほうが、食材全体を無理なく減らせます。
余ったれんこんについてよくある疑問
れんこんが50gくらいしか残っていなくても使える?
使えます。
薄く切って味噌汁へ入れたり、粗みじん切りにして卵焼きへ加えたりすると、少量でも一品へ取り入れられます。
れんこんは必ず酢水にさらさないといけない?
すべての料理で必須というわけではありません。
白く仕上げたい料理や変色を抑えたい場合には酢水が使えます。一方、しょうゆや味噌で色がつく料理では、水へ短時間さらして調理する方法もあります。
料理の仕上がりに合わせて使い分けましょう。
切ったれんこんが少し色づいたら食べられない?
色の変化だけでは、食べられるかどうかを一律には判断できません。
れんこんは切ると色が変わることがありますが、保存状態、におい、表面の状態なども含めて確認する必要があります。
普段と異なる強いにおい、広範囲のぬめり、崩れるような変化などがあり、状態に不安を感じる場合は無理に使わないようにします。
きんぴら以外で一番手軽なのは?
50g程度なら味噌汁、100g程度ならチーズ焼きが作りやすいでしょう。
切って加熱するだけなので、新しい材料も増えにくく、普段の献立へ取り入れやすい方法です。
まとめ
余ったれんこんは、50〜200gほどの少量でもさまざまな料理に使えます。
- 約50gなら味噌汁や卵焼きにする
- 約100gならツナマヨサラダやチーズ焼きにする
- 約150gならすりおろしてれんこんもちにする
- 約200gなら豚肉と合わせて主菜にする
- 切れ端は粗みじん切りやすりおろしにすると使いやすい
- 加熱済みならサラダやチーズ焼きなど再加熱の少ない料理へ回す
- すぐ使わない場合は乾燥を防いで冷蔵し、長く置く予定なら冷凍も検討する
れんこんを使い切るために、大量消費レシピを作る必要はありません。
残った量に合わせて切り方と料理を変えるだけで、数切れのれんこんも普段の献立へ組み込みやすくなります。
少量なら汁物、もう少しあればサラダやチーズ焼き、まとまった量なら肉料理というように、冷蔵庫にある食材と組み合わせながら最後まで活用してみてください。

