寒い日に食べたくなる、温かい鍋料理。
材料を切って煮込むだけで作りやすく、野菜や豆腐、肉などを一度に調理できるのがうれしいところです。
そんな鍋料理は、実は冷蔵庫に少しずつ残った野菜を使い切りたいときにも便利です。
「白菜が3枚だけ残っている」
「大根を半分使って残りをどうしよう」
「長ねぎが1本だけある」
「きのこを少しずつ使い切りたい」
こんな食材が冷蔵庫に眠っていませんか?
鍋なら、レシピ通りの材料をすべてそろえなくても、家にある野菜を組み合わせて作ることができます。
この記事では、定番の寄せ鍋から味噌鍋、豆乳鍋、トマト鍋、カレー鍋まで、余り野菜をムダなく使い切ることを意識した鍋レシピ10選を紹介します。
鍋のために買い物へ行く前に、まず冷蔵庫を開けてみましょう。
今日使い切りたい食材が、そのまま鍋の具材になるかもしれません。
- 鍋料理は余り野菜の使い切りにぴったり
- 鍋を作る前に冷蔵庫をチェック
- 余り野菜を鍋に入れる順番
- 1.余り野菜をまとめて使える基本の寄せ鍋
- 2.白菜を使い切る鶏だし鍋
- 3.キャベツと残り野菜の味噌鍋
- 4.大根をたっぷり使うみぞれ鍋
- 5.半端野菜を使える豆乳鍋
- 6.残り野菜で作るトマト鍋
- 7.もやしを使い切るピリ辛鍋
- 8.きのこをまとめて使うきのこ鍋
- 9.カレー鍋で子どもも食べやすくアレンジ
- 10.豆腐・油揚げ・野菜を使い切る和風鍋
- 鍋に向いている余り野菜・向いていない食材は?
- 「鍋セット」を作って冷凍する方法も
- 鍋の翌日は「残ったスープ」も活用
- 週末の「冷蔵庫整理鍋」もおすすめ
- 余り野菜を鍋で使い切る5つのコツ
- まとめ|鍋料理で冷蔵庫の余り野菜をムダなく使い切ろう
鍋料理は余り野菜の使い切りにぴったり
鍋料理のよいところは、材料の組み合わせを比較的自由に変えられることです。
例えば寄せ鍋なら、
- 白菜
- キャベツ
- 大根
- にんじん
- 長ねぎ
- 水菜
- 春菊
- もやし
- しいたけ
- しめじ
- えのき
など、さまざまな野菜を組み合わせられます。
「白菜がないから鍋が作れない」と考える必要はありません。
キャベツが余っていればキャベツを使い、大根が少しなら薄切りにして加える。
冷蔵庫にあるものを基準に考えれば十分です。
中途半端に残った野菜こそ鍋へ
普段の料理では、
「にんじん1/3本では少ない」
「白菜2枚を何に使おう」
と困ることがあります。
しかし鍋なら、少量の野菜でも問題ありません。
白菜2枚、にんじん1/3本、長ねぎ半分、しめじ半パック。
これらを合わせれば、立派な鍋の具材になります。
「一つの野菜を大量に使う」のではなく、「少量ずつ残った食材をまとめて使う」
というのが、使い切り鍋のポイントです。
鍋を作る前に冷蔵庫をチェック
鍋を作ろうと思ったら、すぐ買い物へ行くのではなく、まず冷蔵庫を確認してみましょう。
葉物野菜
白菜、キャベツ、水菜、春菊、小松菜、ほうれん草など。
根菜
大根、にんじん、ごぼう、かぶなど。
きのこ類
しいたけ、しめじ、えのき、舞茸など。
その他
長ねぎ、もやし、豆腐、油揚げ、ちくわなど。
少しずつ残っているものを書き出してみると、
「意外と鍋が作れそう」
ということがあります。
傷みや通常とは異なるにおい・変色などがないか状態を確認し、問題のない食材を使いましょう。
余り野菜を鍋に入れる順番
いろいろな野菜を一緒に使う場合は、火の通りやすさを考えて入れると作りやすくなります。
先に入れたい食材
- 大根
- にんじん
- ごぼう
- 白菜の芯
- キャベツの芯
など、火が通るまで時間がかかるもの。
薄めに切ると加熱時間を短くできます。
中盤に入れたい食材
- 白菜
- キャベツ
- 長ねぎ
- しいたけ
- しめじ
など。
最後に入れたい食材
- 水菜
- 春菊
- もやし
- えのき
など、比較的火が通りやすいもの。
食材の大きさによっても加熱時間は変わるため、中心まで十分に火が通ったことを確認して食べましょう。
1.余り野菜をまとめて使える基本の寄せ鍋
「何鍋にするか決まらない」というときは、寄せ鍋が便利です。
使いやすい余り食材
- 白菜
- 大根
- にんじん
- 長ねぎ
- きのこ
- 豆腐
- 鶏肉など
だしをベースに、しょうゆやみりんなどで味を調えます。
火が通りにくい大根やにんじんから加え、白菜、長ねぎ、きのこなどを順番に入れます。
肉や魚を加える場合は、中心まで十分に加熱してください。
寄せ鍋のメリットは、具材を厳密に決めなくても作りやすいこと。
「今日冷蔵庫にあるもの」がそのまま具材になります。
2.白菜を使い切る鶏だし鍋
白菜が中途半端に残っているときにおすすめです。
材料の例
- 白菜
- 長ねぎ
- しめじ
- 鶏肉
- 豆腐
- 鶏がらスープなど
白菜は芯と葉を分け、火が通りにくい芯の部分から鍋へ入れます。
鶏肉を加えて十分に煮込み、長ねぎ、きのこ、豆腐などを加えます。
白菜は加熱するとかさが減るため、
「少し多いかな?」
と思う量でも使いやすい野菜です。
白菜を使い切りたい日は、いつもより多めに入れてみてもよいでしょう。
3.キャベツと残り野菜の味噌鍋
白菜がなくても、キャベツがあれば鍋を楽しめます。
使いやすい食材
- キャベツ
- にんじん
- 長ねぎ
- もやし
- きのこ
- 豚肉など
だしで具材を煮込み、最後に味噌を溶き入れて味を調えます。
味噌は種類によって塩分や味わいが異なるため、少量ずつ加えて調整しましょう。
キャベツの芯も、硬い部分を薄切りにすれば使うことができます。
葉だけを使って芯を捨てるのではなく、食べられる部分は鍋で一緒に活用してみましょう。
4.大根をたっぷり使うみぞれ鍋
大根が半分ほど残っている場合は、みぞれ鍋にすると一度に使いやすくなります。
大根をすりおろし、だしで煮込んだ肉や野菜に加えます。
合わせやすい具材
- 白菜
- 水菜
- 長ねぎ
- きのこ
- 豆腐
- 鶏肉
- 豚肉など
大根おろしは最初から全部入れず、仕上げに加えて軽く加熱する方法もあります。
大根の葉が付いていて状態がよければ、よく洗って適切に加熱し、彩りとして活用することもできます。
5.半端野菜を使える豆乳鍋
豆乳鍋もさまざまな野菜と合わせやすい鍋です。
使いやすい余り野菜
- 白菜
- キャベツ
- にんじん
- 水菜
- 長ねぎ
- きのこ
だしで具材を十分に加熱してから豆乳を加えます。
豆乳は強く沸騰させると分離しやすいため、加えたあとは火加減を調整しながら温めると作りやすくなります。
冷蔵庫に使いかけの豆乳がある場合は、開封後の保存状態や商品表示を確認してから使用してください。
6.残り野菜で作るトマト鍋
「和風鍋が続いて飽きてきた」
そんなときはトマト味に変えてみましょう。
合わせやすい食材
- キャベツ
- 玉ねぎ
- にんじん
- きのこ
- ブロッコリー
- ウインナー
- 鶏肉など
トマト缶やトマトジュースが使いかけで残っているときにも便利です。
鍋にトマト、水、コンソメなどを入れ、野菜や肉を加えて十分に加熱します。
最後にチーズを加えても楽しめます。
残り野菜+使いかけのトマト缶
を同時に使えるので、冷蔵庫と食品庫の整理にもなります。
7.もやしを使い切るピリ辛鍋
もやしは一袋買うと、少しだけ残ることがあります。
そんなときは鍋に加えて使い切りましょう。
合わせやすい食材
- もやし
- キャベツ
- 長ねぎ
- にら
- きのこ
- 豆腐
- 豚肉など
鶏がらスープなどをベースに、好みに合わせて味噌や辛味調味料を加えます。
辛いものが苦手な家庭では、辛味調味料を入れる前に取り分けてもよいでしょう。
もやしは火が通りやすいため、鍋の後半に加えると食感を残しやすくなります。
8.きのこをまとめて使うきのこ鍋
しめじ半パック、えのき半分、しいたけ数個。
そんなふうに、きのこが少しずつ残っていることもあります。
それなら一つの鍋にまとめてしまいましょう。
使いやすいきのこ
- しいたけ
- しめじ
- えのき
- 舞茸
- エリンギ
きのこだけではなく、白菜や長ねぎ、豆腐などを合わせてもよく合います。
肉を入れるなら鶏肉や豚肉など、家にあるものから選びます。
種類の違うきのこを少しずつ使えるので、冷蔵庫整理にも便利です。
9.カレー鍋で子どもも食べやすくアレンジ
カレー味の鍋なら、普段の鍋とは違った味を楽しめます。
合わせやすい野菜
- キャベツ
- 玉ねぎ
- にんじん
- じゃがいも
- ブロッコリー
- きのこ
だしやスープで具材を煮込み、カレー粉やカレールウなどを使って味を調えます。
ルウを使う場合は商品表示を確認し、量を調整してください。
少しだけ残った野菜を何種類か組み合わせても作りやすいので、週末の冷蔵庫整理にも向いています。
10.豆腐・油揚げ・野菜を使い切る和風鍋
野菜だけでなく、豆腐や油揚げが中途半端に残ることもあります。
そんな日は和風だしの鍋にまとめて入れます。
使いやすい食材
- 豆腐
- 油揚げ
- 白菜
- 長ねぎ
- 大根
- 水菜
- きのこ
だしを温め、火が通りにくい野菜から順番に加えます。
豆腐や油揚げも加え、全体を十分に加熱します。
豆腐などの開封済み食品を使用するときは、保存状態や商品表示を確認し、状態に不安があるものは使用しないようにしましょう。
鍋に向いている余り野菜・向いていない食材は?
鍋はさまざまな食材を使えますが、何でも入れればよいわけではありません。
鍋に使いやすいもの
白菜、キャベツ、大根、にんじん、長ねぎ、水菜、春菊、もやし、きのこ類など。
少し工夫すると使いやすいもの
ブロッコリー、かぼちゃ、じゃがいもなど。
火が通るまで時間がかかるものは、小さめ・薄めに切ったり、料理に合わせて下ごしらえしたりすると使いやすくなります。
無理に使わないもの
見た目やにおいなどに異変があるものや、保存状態が分からない食材。
「鍋でしっかり煮込めば大丈夫」と考えて使用するのは避けましょう。
食材を使い切ることは大切ですが、安全に食べられる状態のものを活用することが前提です。
「鍋セット」を作って冷凍する方法も
野菜がたくさん余りそうなときは、状態や食材に応じて冷凍保存する方法もあります。
白菜、長ねぎ、きのこなど、冷凍に利用しやすい食材を食べやすい大きさに切り、1回の鍋で使う量に分けて冷凍しておくと便利です。
「白菜+長ねぎ+きのこ」
など、組み合わせて保存しておけば、忙しい日に鍋を作りやすくなります。
ただし、野菜によって冷凍への向き・不向きや食感の変化があります。
また、肉や魚を一緒に保存する場合は衛生管理がより重要になるため、無理にすべてを一袋にまとめる必要はありません。
鍋の翌日は「残ったスープ」も活用
鍋を食べ終わったあとにスープが残ることがあります。
適切に扱ったものなら、最後にご飯や麺を加えて楽しむ方法があります。
雑炊
残ったスープを十分に加熱し、ご飯を加えます。
最後に溶き卵を加え、卵までしっかり火を通します。
うどん
スープを十分に加熱し、うどんを加えます。
味が薄ければ調味料を少量追加します。
リゾット風
トマト鍋や豆乳鍋などでは、ご飯とチーズを加えてリゾット風にすることもできます。
ただし、食べ終わった鍋を室温に長時間放置して、翌日にそのまま使用するのは避けましょう。
残った料理を保存する場合は適切に扱い、食べる際には十分に再加熱します。
状態に不安がある場合は無理に使用しないことも大切です。
週末の「冷蔵庫整理鍋」もおすすめ
冷蔵庫に半端な野菜が増えてきたら、週末を「冷蔵庫整理鍋の日」にしてみるのも一つの方法です。
例えば、
白菜2枚
大根5cm
にんじん1/3本
長ねぎ半分
しめじ半パック
豆腐半丁
が残っていたとします。
一つずつ別の料理を考えるのは大変ですが、鍋ならまとめて使えます。
足りないものがあれば肉や魚など必要なものだけ買い足し、野菜はできるだけ家にあるものを使います。
こうすると、
「鍋を作るために野菜を買う」
から、
「余っている野菜を使うために鍋を作る」
へ発想を変えられます。
余り野菜を鍋で使い切る5つのコツ
1.レシピ通りの野菜にこだわらない
白菜と書いてあっても、キャベツが余っているなら代用できる料理もあります。
家にある食材を優先しましょう。
2.少量ずつ残った野菜を組み合わせる
1種類だけで量をそろえる必要はありません。
白菜、にんじん、長ねぎ、きのこなどを少しずつ組み合わせます。
3.硬い部分も調理方法を工夫する
白菜やキャベツの芯なども、食べられる状態なら薄切りにして鍋に使えます。
4.買い物前に冷蔵庫を見る
鍋を作ると決めたら、まず家にある野菜を確認します。
不足しているものだけ買い足すようにすると、さらに余り食材を増やすことを防ぎやすくなります。
5.食べ切れる量を作る
「余り野菜を全部入れよう」と鍋いっぱいに作りすぎて、今度は完成した鍋料理が大量に余ってしまっては本末転倒です。
人数に合わせて食べ切れる量を意識しましょう。
まとめ|鍋料理で冷蔵庫の余り野菜をムダなく使い切ろう
鍋料理は、寒い日に温かい食事を楽しむだけでなく、冷蔵庫に少しずつ残った野菜を使い切るのにも便利です。
白菜が2枚。
大根が少し。
にんじんが1/3本。
長ねぎが半分。
きのこが半パック。
一つずつ見ると中途半端でも、一つの鍋に集めれば立派な具材になります。
今回紹介した、
- 基本の寄せ鍋
- 白菜の鶏だし鍋
- キャベツの味噌鍋
- 大根のみぞれ鍋
- 豆乳鍋
- トマト鍋
- もやしのピリ辛鍋
- きのこ鍋
- カレー鍋
- 豆腐と油揚げの和風鍋
の中から、家にある食材に合ったものを選んでみてください。
レシピに書いてある材料を全部そろえる必要はありません。
まず冷蔵庫を開けて、
「今日使い切りたい野菜は何だろう?」
と考えてみる。
そこから鍋の味を決めるだけでも、冷蔵庫に残った野菜を活用しやすくなります。
鍋のために食材を買うのではなく、余った食材を使い切るために鍋を作る。
そんな発想で、冬の鍋料理を気軽に楽しんでみてください。

