「冷蔵庫に食材が少ないけれど、あと一品ほしい」「買っておいた缶詰や乾物が棚に残っている」ということはありませんか。
そんなときに便利なのが、ツナ缶やさば缶、切り干し大根、ひじき、高野豆腐などのストック食材です。
缶詰や乾物というと「長期保存する食品」というイメージがありますが、特別なときだけ使う必要はありません。普段の料理に少しずつ取り入れると、買い物に行けない日や忙しい日の献立作りにも役立ちます。
この記事では、缶詰と乾物を普段の食卓で無理なく使う方法や、組み合わせ方、使い切るためのコツを紹介します。
缶詰・乾物は「普段使い」すると余りにくい
缶詰や乾物は比較的ストックしやすいため、買ったことを忘れて棚の奥に残ってしまうことがあります。
使い切るコツは、「いつか使う食材」ではなく「普段の料理に使う食材」と考えることです。
- ツナ缶をサラダに加える
- 切り干し大根を煮物にする
- ひじきを炊き込みご飯に加える
- トマト缶をスープにする
- 春雨を汁物に加える
このように、いつもの料理に取り入れるだけでも使い道が広がります。
賞味期限だけを見て保管し続けるのではなく、ときどきストックを確認し、普段の献立に取り入れて新しいものと入れ替えていくと管理しやすくなります。
ツナ缶は野菜と合わせると使いやすい
ツナ缶は、そのまま使える商品が多く、あと一品を作りたいときに便利です。
ツナとコーンの炒め物
汁気を調整したツナとコーンをフライパンで炒め、しょうゆや塩・こしょうで味を調えます。
玉ねぎやキャベツなど、冷蔵庫に余っている野菜を加えても構いません。
パンにもご飯にも合わせやすいため、朝食や夕食の副菜として使えます。
ツナとひじきの炒め煮
水で戻したひじきとツナを炒め、しょうゆ、みりんなどで味を調えます。
にんじんや油揚げがあれば加えてもよいでしょう。
そのまま副菜として食べるほか、ご飯に混ぜる方法もあります。
さば缶は煮物や汁物に活用
さば缶は、野菜や乾物と組み合わせると一品にしやすい食材です。
水煮、みそ煮、しょうゆ味など商品によって味付けが違うため、使用する缶詰に合わせて調味料を加減しましょう。
さば缶と切り干し大根の煮物
切り干し大根を商品の表示に従って戻し、水気を切ります。
鍋に切り干し大根とさば缶を入れ、しょうゆやみりんなどで味を調えながら煮ます。
味付きのさば缶を使用するときは、最初から調味料をたくさん入れず、味を確認しながら加えるのがポイントです。
さば缶を汁物に加える
みそ汁や具だくさんのスープにさば缶を加える方法もあります。
大根、にんじん、ねぎなどの野菜と組み合わせれば、冷蔵庫に少しずつ残った食材の使い切りにもつながります。
トマト缶はスープや煮込み料理へ
トマト缶は、一度開封すると使い切れないこともあります。
そのため、最初から「スープ+翌日の料理」のように使い道を決めておくと便利です。
トマト缶と春雨のスープ
鍋にトマト缶、水、好みのスープの素などを入れて加熱し、春雨を加えます。
ツナ、豆、玉ねぎ、キャベツなどを加えると具材を増やせます。
春雨は商品によって戻し方や加熱時間が異なるため、パッケージの表示を確認してください。
残ったトマト缶は煮込み料理へ
スープに使って余ったトマト缶は、翌日にミートソースや鶏肉のトマト煮などへ使う方法があります。
開封後は缶のまま長く置かず、別の清潔な容器へ移し、商品の表示などを確認して適切に保存しましょう。
切り干し大根は煮物以外にも使える
切り干し大根というと煮物が定番ですが、和え物や汁物にも使えます。
戻し方については商品の表示を確認し、必要な下処理を行ってから使用します。
切り干し大根の和え物
戻した切り干し大根の水気を切り、ツナやきゅうりなどと合わせます。
しょうゆや酢、ごまなどで味を調えれば、煮物とは違った食べ方ができます。
みそ汁やスープに活用
商品や料理によっては、切り干し大根を汁物へ取り入れることもできます。
乾物特有の食感が加わるため、いつもの汁物の具材を変えたいときにも使えます。
ひじきは少量ずつ料理に加える
ひじきは、一度に大量に使おうとせず、煮物やご飯などへ取り入れると使いやすくなります。
戻し方や下処理については、商品の表示に従ってください。
定番のひじき煮
戻したひじきに、にんじんや油揚げなどを合わせて炒め煮にします。
一度にたくさん作りすぎず、家庭で食べ切れる量を作ることも大切です。
炊き込みご飯の具材に
下処理したひじきを、にんじん、油揚げなどと一緒に炊き込みご飯へ加える方法もあります。
使用する炊飯器によって調理できる食材や分量が異なる場合があるため、取扱説明書も確認してください。
高野豆腐は煮物だけでなく汁物にも
高野豆腐はだしを含みやすく、煮物に向いている乾物です。
商品の種類によって戻し方が異なるため、パッケージを確認してから調理します。
定番の含め煮のほか、小さく切って汁物へ加えるなど、料理に合わせて使い分けることができます。
干ししいたけは戻し汁も料理に活用
干ししいたけは、水で戻して煮物や炒め物などに使えます。
戻し汁は、状態を確認したうえで煮物や汁物などに使う方法があります。
戻し方や保存方法については商品表示を確認し、長時間室温に置いたものなどは状態をよく確認してください。
春雨はスープや炒め物で使い切る
春雨は少量でも料理に加えやすい乾物です。
スープ、炒め物、和え物など用途が広く、冷蔵庫に残った野菜との組み合わせにも向いています。
春雨には緑豆春雨など複数の種類があり、必要な戻し時間や調理方法も異なります。必ず使用する商品の表示を確認しましょう。
缶詰と乾物を組み合わせると献立を考えやすい
缶詰と乾物を別々に考えるのではなく、組み合わせてみると料理の選択肢が広がります。
- ツナ缶+ひじき
- さば缶+切り干し大根
- トマト缶+春雨
- ツナ缶+高野豆腐
- 魚の缶詰+干ししいたけ
缶詰にはすでに味付けされている商品も多いため、しょうゆや塩などを最初から多く加えないことがポイントです。
一度味を確認してから調味料を足すと、味付けを調整しやすくなります。
ストック食材は定期的に確認する
缶詰や乾物は保存しやすい食品ですが、「保存できる=いつまでも食べられる」という意味ではありません。
商品ごとに賞味期限や保存方法が異なります。
月に一度など、自分が続けやすいタイミングで食品棚を確認してみましょう。
賞味期限が近いものから献立へ取り入れ、新しく購入したものを奥へ入れるなど、自分なりのルールを作っておくと管理しやすくなります。
また、缶に膨らみや大きな変形などの異常がある場合や、開封時に異常を感じた場合には、無理に使用しないことも大切です。
開封後は「常温保存できる」と考えない
未開封の缶詰や乾物は常温保存できる商品が多くありますが、開封後まで同じ条件で保存できるとは限りません。
開封した食品は商品の表示を確認し、必要に応じて清潔な容器へ移して冷蔵するなど、適切に扱いましょう。
調理済みの料理についても、「缶詰や乾物から作ったから長持ちする」と考えるのは避けましょう。
作った料理は早めに食べ切れる量を基本にし、保存する場合は料理の内容や保存状態を考慮することが大切です。
具体的なレシピを探している方へ
ツナ缶・さば缶・トマト缶・切り干し大根・ひじき・春雨などを使った具体的な料理は、こちらの記事で紹介しています。
まとめ|缶詰と乾物を普段の料理で使い切ろう
缶詰や乾物は、長く保管するためだけの食品ではありません。
ツナ缶を野菜と炒めたり、さば缶と切り干し大根を煮たり、トマト缶と春雨をスープにしたりと、普段の料理にも取り入れられます。
大切なのは、たくさん買って保管することよりも、手元にある食品を確認して無理なく使い切ることです。
食品棚に缶詰や乾物が残っていたら、まずは一つ選び、今日の副菜や汁物に取り入れてみてはいかがでしょうか。
具体的な料理を探している場合は、「缶詰・乾物を使い切る簡単レシピ15選」も参考にしてください。

