余ったご飯を焼きおにぎりにしようとしたものの、「握っても崩れる」「フライパンにくっつく」「しょうゆが焦げてしまう」と困ったことはありませんか。
冷めたご飯や冷蔵したご飯でも、少し温めてから握り、先に表面を焼いてからしょうゆを塗ると、焼きおにぎりを作りやすくなります。
この記事では、余ったご飯を使った基本の焼きおにぎりの作り方を中心に、崩れにくくするコツ、フライパンとトースターでの焼き方、しょうゆ・みそ・チーズなどのアレンジを紹介します。
余ったご飯の使い道を幅広く探している場合は、「余ったご飯を使い切るリメイクレシピ10選」も参考にしてください。
冷ご飯でも焼きおにぎりは作れる?
保存状態に問題のない冷ご飯であれば、焼きおにぎりの材料として使えます。
ただし、冷蔵したご飯は炊きたてより硬くなり、粒同士がまとまりにくい場合があります。
そのまま無理に握るのではなく、電子レンジなどで軽く温め、ほぐしてから形を整えると扱いやすくなります。
焼きおにぎりにするときの基本的な流れは次のとおりです。
- 保存状態を確認する
- 冷ご飯を軽く温める
- しっかりめに握る
- 先に表面を焼く
- しょうゆなどの調味料を塗る
- 短時間でもう一度焼く
特に重要なのが、しょうゆを塗る前におにぎりの表面を焼くことです。
最初からしょうゆをたっぷり塗ると、ご飯が崩れやすくなるうえ、しょうゆも焦げやすくなります。
基本のしょうゆ焼きおにぎり
まずはフライパンで作る基本のしょうゆ焼きおにぎりを紹介します。
材料
- 余ったご飯:茶碗1杯分程度
- しょうゆ:小さじ1~2程度
- 油:少量
しょうゆの量は、おにぎりの大きさや好みに合わせて調整してください。
作り方
- 冷ご飯を電子レンジなどで軽く温めます。
- ご飯をほぐし、三角形または丸形にしっかり握ります。
- フライパンに少量の油を薄く広げます。
- おにぎりを並べ、片面を動かさずに焼きます。
- 表面が固まって焼き色がついたら裏返します。
- 反対側も焼きます。
- 両面が焼けたら、しょうゆを薄く塗ります。
- 再び短時間ずつ両面を焼きます。
しょうゆを塗った後は焦げやすくなるため、その場を離れず様子を見ながら焼きましょう。
焼きおにぎりが崩れる原因と対処法
焼きおにぎりで多い失敗が、ひっくり返したときに形が崩れてしまうことです。
主な原因を順番に確認してみましょう。
ご飯が冷たく硬いまま
冷蔵したご飯は硬くなり、粒同士がまとまりにくいことがあります。
軽く温めてから握ると、ご飯がまとまりやすくなります。
ただし、水を大量に加えてベタベタにする必要はありません。
握り方がゆるい
普通のおにぎりより、ややしっかり形を整えるのがポイントです。
特に表面に大きな割れ目があると、焼いている途中でそこから崩れやすくなります。
強く押しつぶす必要はありませんが、側面も含めて形を整えましょう。
焼き始めてすぐ動かしている
フライパンに置いた直後は、まだ表面が固まっていません。
何度も持ち上げたり動かしたりすると崩れやすくなります。
片面に焼き色がつくまでは、できるだけ触らずに焼きます。
何度もひっくり返している
焼きおにぎりは、必要以上に何度も返さない方が作りやすくなります。
基本は、片面を焼く→裏返す→反対側を焼く、という流れです。
しょうゆを最初から塗りすぎている
しょうゆを含んだ表面は崩れやすくなるうえ、焦げやすくもなります。
まず素焼きに近い状態で表面を固め、その後にしょうゆを薄く塗りましょう。
フライパンに焼きおにぎりがくっつくときは?
フライパンにご飯がくっつく場合は、次の点を確認してみてください。
- フライパンに少量の油を薄く広げる
- 十分に温まってからおにぎりを置く
- 置いてすぐに動かさない
- しょうゆを塗ってから長時間焼かない
フッ素樹脂加工などのフライパンを使用する場合は、製品ごとの取扱説明書に従って使用してください。
強火にすれば必ずくっつかなくなるわけではありません。焦げやすくなるため、火加減を見ながら調整しましょう。
しょうゆが焦げるのを防ぐコツ
焼きおにぎりでは、ご飯より先にしょうゆが黒く焦げてしまうことがあります。
しょうゆには焦げやすい成分が含まれるため、最初から塗って長時間加熱するのは避けた方が作りやすくなります。
先に表面を焼く
まず調味料を付けずに両面を焼き、表面を固めます。
しょうゆは薄く塗る
刷毛やスプーンなどを使い、表面へ少量ずつ広げます。
たっぷり染み込ませる必要はありません。
しょうゆを塗ったら短時間で仕上げる
しょうゆを塗った後は香りが立つ程度に焼き、焦げる前に取り出します。
トースターで焼きおにぎりを作る方法
フライパンを使いたくない場合は、トースターを利用する方法もあります。
ただし、機種によって火力や加熱方法が大きく異なるため、具体的な時間を一律に決めず、使用するトースターの取扱説明書を確認してください。
作り方
- 冷ご飯を軽く温めます。
- しっかりめのおにぎりにします。
- トースターで使用できるトレーやアルミホイルなどを用意します。
- おにぎりを並べ、表面が乾いて軽く焼き色がつくまで焼きます。
- 一度取り出し、しょうゆを薄く塗ります。
- 焦げないよう確認しながら再度加熱します。
アルミホイルなどの使用可否についても、トースターの取扱説明書を確認してください。
フライパンとトースターはどちらが作りやすい?
どちらが正解というわけではなく、作る量や好みによって使い分けられます。
フライパンが向いている場合
- 1~2個だけ作りたい
- 焼き色を確認しながら作りたい
- バターしょうゆ味などを作りたい
- トースターを予熱したくない
トースターが向いている場合
- 複数個をまとめて並べたい
- フライパンをほかの料理に使っている
- 焼いている間に別の作業をしたい
ただし、どちらの場合も加熱中は焦げや状態を確認しながら調理してください。
焼きおにぎりの簡単アレンジ4選
基本のしょうゆ味に慣れたら、冷蔵庫にある調味料や食材で味を変えてみましょう。
1.バターしょうゆ焼きおにぎり
基本の焼きおにぎりを作り、仕上げに少量のバターを加えます。
バターとしょうゆはどちらも焦げやすいため、最後に加えて短時間で仕上げるのがポイントです。
2.みそ焼きおにぎり
みそに少量のみりんや水などを加えて塗りやすくし、表面を焼いたおにぎりへ薄く塗ります。
みそも焦げやすいため、塗った後は短時間で仕上げます。
みその種類によって塩分や甘さが異なるため、量は調整してください。
3.チーズ焼きおにぎり
しょうゆ焼きおにぎりの上にピザ用チーズを少量のせ、チーズが溶けるまで加熱します。
冷蔵庫にチーズが少し残っているときにも使いやすいアレンジです。
4.おかか焼きおにぎり
かつお節と少量のしょうゆをご飯に混ぜてから握り、表面を焼きます。
ご飯自体に味が付いているため、仕上げのしょうゆは控えめでも楽しめます。
焼きおにぎりをだし茶漬け風にする方法
焼きおにぎりをそのまま食べるだけでなく、温かいだしをかける方法もあります。
- 焼きおにぎりを器に入れます。
- 温かいだしを注ぎます。
- 刻みねぎ、海苔、ごまなどを好みで加えます。
焼きおにぎりの表面がだしを吸って、普通のお茶漬けとは違う食感になります。
少し濃いめに焼いたおにぎりを使う場合は、だしの味付けを控えめにすると調整しやすくなります。
小さめに作ると焼きやすい
大きな焼きおにぎりは食べ応えがありますが、冷ご飯を使う場合は大きすぎると崩れやすくなることがあります。
初めて作る場合は、茶碗1杯分のご飯を2個程度に分けるなど、小さめに作ると扱いやすくなります。
小さめならフライパンでも返しやすく、表面にも焼き色を付けやすくなります。
焼きおにぎりに混ぜる具材は入れすぎない
ご飯に具材を混ぜれば味を変えられますが、大きな具材や水分の多い具材をたくさん入れると、焼いている途中で崩れやすくなります。
混ぜ込みに使いやすいのは、たとえば次のような食材です。
- ごま
- かつお節
- 青のり
- 細かく刻んだねぎ
- 少量のチーズ
具材を入れる場合も、ご飯がまとまる程度の量にします。
冷ご飯を使うときは保存状態にも注意
余ったご飯を使い切ることは大切ですが、保存状態に不安のあるご飯まで無理に使う必要はありません。
厚生労働省では、セレウス菌による食中毒を防ぐため、調理済み食品を室温に放置せず、小分けして速やかに低温で保存することなどを案内しています。
ご飯を後で使う場合も、室温に長時間置いたままにせず、食べない分は早めに適切な方法で保存しましょう。
また、次のような場合は無理に焼きおにぎりへ使わないようにします。
- いつ炊いたご飯かわからない
- いつ保存したかわからない
- 長時間室温に置いていた
- 見た目やにおいなどに異常を感じる
「焼けば大丈夫」と判断しないことも大切です。
余ったご飯のほかの使い道は?
余ったご飯を毎回焼きおにぎりにする必要はありません。
量や冷蔵庫にある材料によっては、チャーハン、リゾット、ドリアなどにする方法もあります。
余ったご飯の使い道をまとめて探したい方へ
チャーハン、リゾット、ドリアなど、ご飯のリメイク方法をまとめて紹介しています。
この記事では「焼きおにぎりを作りたい」という場合に必要な手順へ絞っているので、用途に合わせて2記事を使い分けてください。
まとめ|余ったご飯は表面を焼いてから味付けしよう
余ったご飯で焼きおにぎりを作るときは、冷たいご飯をそのまま無理に握るのではなく、軽く温めてから形を整えると作りやすくなります。
基本のポイントは次のとおりです。
- 冷ご飯は軽く温めてから握る
- ややしっかりめに形を整える
- 焼き始めてすぐに動かさない
- 何度もひっくり返さない
- しょうゆは表面を焼いてから薄く塗る
- しょうゆを塗った後は焦げないよう短時間で仕上げる
しょうゆ味だけでなく、バターしょうゆ、みそ、チーズ、おかかなど、家にある食材を使って味を変えることもできます。
ご飯が余ったときは保存状態を確認したうえで、作りやすい焼きおにぎりにして使い切ってみてください。
焼きおにぎり以外の使い方を探している場合は、「余ったご飯を使い切るリメイクレシピ10選」も参考にしてください。

