お正月などに用意したお餅が、少しだけ余ってしまうことはありませんか。
焼いてしょうゆを付けたり、お雑煮に入れたりする定番の食べ方もおいしいですが、同じ食べ方が続くと別の料理に使ってみたくなることもあります。
お餅は甘い味付けにも、しょうゆや味噌を使ったおかず系の味付けにも合わせやすい食材です。少し工夫すれば、おやつから普段のおかずまで幅広く活用できます。
この記事では、余ったお餅を使い切りたいときに試しやすいおやつ5品・おかず5品の合計10レシピを紹介します。
なお、お餅は粘りが強く、食べ方によっては喉に詰まらせる危険があります。特に高齢の方など、噛む力や飲み込む力に不安がある場合は注意が必要です。食べる人に合わせて小さく切り、一度にたくさん口へ入れず、ゆっくりよく噛んで食べましょう。
余ったお餅で作る簡単おやつ5選
まずは、しょうゆや砂糖、きなこなど家庭にある調味料を使って作りやすいおやつを紹介します。
1.みたらし風の甘だれ焼き餅
焼いたお餅に甘辛いたれを絡める、みたらし風のアレンジです。
しょうゆ、砂糖、水を混ぜて加熱し、水溶き片栗粉を少量加えてとろみを付けます。
お餅はトースターやフライパンなどで中心までやわらかくなるよう加熱し、できあがったたれを絡めれば完成です。
たれは冷めるととろみが強くなるため、煮詰めすぎないよう様子を見ながら調整してください。
大きなお餅をそのまま食べるのではなく、食べる人に合わせて小さく分けてからいただきましょう。
2.しょうゆバターの磯辺餅
焼いたお餅にバターとしょうゆを合わせるシンプルな食べ方です。
お餅をトースターなどで焼き、やわらかくなったら少量のバターをのせ、しょうゆをかけます。
最後に焼き海苔を巻けば磯辺餅風になります。
バターやしょうゆは少量でも味が付きやすいため、最初からたくさん加えず、好みに合わせて調整するとよいでしょう。
3.砂糖しょうゆの焼き餅
甘じょっぱい味が好きなら、砂糖しょうゆを使ったアレンジも簡単です。
砂糖としょうゆを混ぜてたれを作り、焼いたお餅へ少量ずつ絡めます。
フライパンを使う場合は、たれを加えた後に加熱しすぎると焦げやすいため、様子を見ながら仕上げましょう。
お餅は食べる人に合わせて食べやすい大きさに分け、一度にたくさん口へ入れないことも大切です。小さくした場合でも、急いで飲み込まず、ゆっくりよく噛んで食べましょう。
4.きなこ&黒みつ餅
きなこと黒みつを使えば、少ない材料で和風のおやつにできます。
やわらかく加熱したお餅にきなこをまぶし、黒みつを好みの量だけかけます。
黒みつがない場合は、砂糖を混ぜたきなこだけでも楽しめます。
お餅は加熱すると非常に熱くなることがあるため、電子レンジやトースターから取り出した直後は、やけどにも注意しましょう。
5.あんこを添えた焼き餅
市販のあんこが余っているときは、お餅と組み合わせると両方を使いやすくなります。
焼いたお餅にあんこを少量のせるだけなので、特別な調理もほとんど必要ありません。
きなこを少量加えるなど、手元にある材料で味を変えることもできます。
甘さはあんこの種類によって異なるため、量を調整してください。
余ったお餅をおかずにするアレンジ5選
お餅は甘いおやつだけでなく、しょうゆや味噌、野菜などとも合わせられます。
ここからは普段の食事に取り入れやすいアレンジを紹介します。
6.餅の甘辛肉巻き
お餅を肉で巻き、しょうゆベースのたれで味付けする一品です。
豚肉などの薄切り肉を広げ、食べる人に合わせて小さめにしたお餅を巻きます。
フライパンで肉の表面を焼き、肉の中心まで十分に加熱します。その後、しょうゆ、砂糖、みりんなどを合わせたたれを加え、全体に絡めます。
餅を肉で包んでも喉に詰まらせる危険がなくなるわけではありません。食べる際にはさらに食べやすい大きさに分け、一口の量を少なくしてください。
7.餅とウインナーの甘辛炒め
冷蔵庫にウインナーが残っている場合は、お餅と一緒に炒めてもよいでしょう。
お餅は食べる人に合わせた大きさに切り、あらかじめやわらかくなるまで加熱しておきます。
フライパンでウインナーを加熱し、お餅を加えたら、しょうゆと砂糖などで作った甘辛いたれを絡めます。
玉ねぎやピーマンなど、冷蔵庫に残っている野菜を加えるのも一つの方法です。
ウインナーも形状によっては食べにくいことがあるため、食べる人に合わせて切り方を調整してください。
8.味噌だれの田楽風餅
焼いたお餅に甘めの味噌だれを塗る、田楽風の食べ方です。
味噌、砂糖、みりん、少量の水を合わせて加熱し、好みの濃さに調整します。
焼いたお餅へ薄く塗り、ごまや青のりを少量加えてもよいでしょう。
味噌は商品によって塩分や甘さが異なるため、味を確認しながら使用量を調整してください。
9.余り野菜と餅の甘辛炒め
キャベツ、にんじん、ピーマンなどが少しずつ残っているときは、お餅と一緒に炒めることで一皿にまとめられます。
野菜は火の通りにくいものから順番に炒めます。
お餅は別に加熱してやわらかくしておき、野菜に火が通ったところで加えます。
最後にしょうゆ、みりんなどで味を調えれば完成です。
冷蔵庫の余り野菜を同時に使えるため、「少量ずつ残った食材をまとめて使いたい」というときにも取り入れやすい方法です。
10.餅とチーズの焼き物
お餅とチーズを組み合わせて焼く簡単アレンジです。
耐熱皿へ食べやすく切った餅を入れ、少量のチーズをのせます。好みに応じて玉ねぎなどの野菜を加えても構いません。
トースターなどで加熱し、お餅が十分やわらかくなったことを確認します。
機種によって加熱時間が異なるため、使用する調理器具の取扱説明書も確認してください。
チーズをのせると餅の状態が見えにくくなるため、表面の焼き色だけで判断せず、中心までやわらかくなっているか確認しましょう。
余ったお餅を保存するときのポイント
未開封の個包装餅は、まずパッケージに表示されている保存方法や期限を確認しましょう。
開封したものについては、商品表示に従って適切に保存します。
すぐに食べない場合は冷凍保存を選択できる商品もあります。
冷凍する場合は1個ずつ包んで保存袋などへ入れておくと、必要な分だけ取り出しやすくなります。
ただし、家庭で保存した食品について「○日なら必ず安全」と一律に判断することはできません。保存状態によって品質は変化するため、見た目やにおいなどに異常を感じた場合は無理に食べないようにしましょう。
また、一度調理した餅料理は、作り置きを前提にせず、できるだけ食べ切れる量を作るほうが扱いやすくなります。
餅を食べるときに気を付けたいこと
お餅のアレンジ料理では、味付けだけでなく食べ方への注意も大切です。
餅は粘りが強いため、喉に詰まらせる事故が起こることがあります。
特に、高齢の方をはじめ、噛む力や飲み込む力に不安がある人が食べる場合には十分な注意が必要です。
食べる際は、
- 餅を小さく切り、食べやすい大きさにする
- 一度に口へ入れる量を少なくする
- 急いで飲み込まず、ゆっくりよく噛む
- 食べる前にお茶や汁物などで喉を潤す
- よく噛まないまま飲み物で流し込まない
- 高齢の方などが食べる場合は、周囲も食事の様子に注意する
といった点を意識しましょう。
「小さく切ったから大丈夫」と考えるのではなく、年齢や噛む力、飲み込む力など、食べる人の状況に合わせて判断することが重要です。
まとめ|余ったお餅は無理なく料理に活用しよう
余ったお餅は、焼いて食べるだけでなく、おやつや普段のおかずにも活用できます。
今回紹介したのは、
- みたらし風の甘だれ焼き餅
- しょうゆバターの磯辺餅
- 砂糖しょうゆの焼き餅
- きなこ&黒みつ餅
- あんこを添えた焼き餅
- 餅の甘辛肉巻き
- 餅とウインナーの甘辛炒め
- 味噌だれの田楽風餅
- 余り野菜と餅の甘辛炒め
- 餅とチーズの焼き物
の10種類です。
特別な材料をたくさん用意するのではなく、しょうゆ、砂糖、味噌、きなこや、冷蔵庫に残っている食材などと組み合わせれば、お餅の使い道を広げられます。
ただし、お餅は食べ方に注意が必要な食品です。食べる人に合わせて小さく切り、一度にたくさん口へ入れず、ゆっくりよく噛むことを心掛けましょう。
余ったお餅があるときは、食べ切れる量を考えながら、普段の料理へ無理なく取り入れてみてください。

