葉付きの大根を買ったとき、「葉の部分はどうやって食べればいいの?」と迷うことはありませんか?
大根の葉は、細かく刻んで炒めたり、ご飯に混ぜたり、汁物に加えたりと、普段の料理に取り入れることができます。
ただし、葉の量や硬さは大根によってさまざまです。
立派な葉がたくさん付いている場合もあれば、短い茎が少しだけ残っている場合もあります。
そこでこの記事では、特別な材料をたくさん買い足さなくても作りやすい、
- 基本のふりかけ
- 菜飯
- 卵炒め
- 油揚げとの炒め物
- 味噌汁
の5つを紹介します。
さらに、すぐ料理できないときの冷蔵・冷凍の考え方もまとめました。
葉付き大根が手に入ったら、葉の量に合わせて使いやすい料理を選んでみてください。
大根の葉はまず大根から切り離す
葉付き大根を買ってきたら、最初に葉と根の部分を分けておくと料理に使いやすくなります。
大根の葉には土や砂が入り込んでいることがあるため、そのまま刻むのではなく、根元や茎の間まで確認しながらよく洗います。
ボウルに水を張って振り洗いし、水を交換しながら汚れを落とす方法もあります。
洗ったあとは水気をよく切ります。
茎と葉で硬さが違う場合は切り方を変える
大根の葉は、葉先と太い茎では火の通り方が違います。
茎が太く硬い場合は細かく刻み、やわらかい葉先は少し大きめに切っても構いません。
炒め物では硬い茎を先に入れ、葉先を後から加えると加熱しやすくなります。
葉の硬さや苦味が気になる場合は、さっと下ゆでしてから料理に使う方法もあります。
1.大根の葉の基本ふりかけ
大根の葉がたくさんあるときに、まず作りやすいのがふりかけです。
ご飯にのせるだけでなく、おにぎりや炒めご飯などにも使えます。
材料
- 大根の葉……100g程度
- ごま油……小さじ1
- しょうゆ……小さじ2
- みりん……小さじ2
- かつお節……1パック
- 白ごま……大さじ1
大根の葉の量によって調味料は加減してください。
作り方
- 大根の葉をよく洗います。
- 水気を切り、5mm程度を目安に細かく刻みます。
- フライパンにごま油を入れて熱します。
- 硬い茎があれば先に炒めます。
- 残りの葉を加えて炒めます。
- しょうゆとみりんを加えます。
- 水分を飛ばすように炒めます。
- 火を止めて、かつお節と白ごまを混ぜます。
大根の葉から水分が出るため、調味料を加えてからも混ぜながら加熱します。
ただし、「水分を飛ばせば長期間安全に保存できる」という意味ではありません。
作った料理は清潔な容器で扱い、できるだけ早めに食べるようにしましょう。
じゃこを加えても作れる
ちりめんじゃこが余っていれば、ふりかけに加えることもできます。
じゃこ自体に塩味があるため、しょうゆの量を少し減らして味を確認しながら仕上げます。
反対に、かつお節がなければ入れなくても構いません。
「ふりかけを作るために材料を買い足す」のではなく、家にある材料で調整するのが使い切りのポイントです。
2.大根の葉の菜飯
大根の葉が少量しかない場合は、菜飯にすると使いやすくなります。
細かく刻んだ葉をご飯に混ぜるだけなので、ふりかけを一品作るほどの量がない場合にも向いています。
材料
- 温かいご飯……茶碗2杯分
- 大根の葉……適量
- 白ごま……適量
- 塩……少量
作り方
大根の葉をよく洗い、さっとゆでます。
水気をしっかり絞ってから細かく刻みます。
温かいご飯に大根の葉、白ごま、少量の塩を加えて混ぜます。
塩は最初から多く入れず、味を確認しながら加えてください。
基本のふりかけを混ぜてもOK
先ほど紹介した大根の葉ふりかけが残っていれば、それをご飯に混ぜても菜飯風になります。
ふりかけにはすでに味が付いているため、追加の塩は必要に応じて調整します。
おにぎりにする場合も同様です。
3.大根の葉と卵の炒め物
大根の葉と卵を組み合わせれば、ご飯に合わせやすい一品になります。
「葉はあるけれど、ふりかけ以外の料理にしたい」というときにも使いやすい方法です。
材料
- 大根の葉……50~100g程度
- 卵……2個
- ごま油……小さじ1
- しょうゆ……小さじ1
- 塩・こしょう……少量
作り方
- 大根の葉をよく洗い、細かく刻みます。
- 卵をボウルに割り入れて溶きます。
- フライパンにごま油を熱します。
- 大根の葉を炒めます。
- 葉に火が通ったら、溶き卵を加えます。
- 卵を混ぜながら十分に加熱します。
- しょうゆ、塩、こしょうで味を整えます。
葉が硬い場合は、先にさっと下ゆでしておくと調理しやすくなります。
卵は半熟の状態で保存することを前提にせず、作ったらその食事で食べる料理として考えると扱いやすいでしょう。
4.大根の葉と油揚げの炒め物
冷蔵庫に油揚げが残っていれば、大根の葉と一緒に炒める方法があります。
大根の葉だけの炒め物とは違った食感になり、副菜として取り入れやすくなります。
材料
- 大根の葉……100g程度
- 油揚げ……1枚
- ごま油……小さじ1
- しょうゆ……小さじ2
- みりん……小さじ2
作り方
大根の葉をよく洗って細かく刻みます。
油揚げは食べやすい細切りにします。
フライパンにごま油を熱し、大根の葉を炒めます。
葉がしんなりしてきたら油揚げを加えます。
しょうゆとみりんを加え、全体を炒め合わせれば完成です。
にんじんやきのこなどが少量余っている場合は、一緒に加えてもよいでしょう。
「大根の葉+油揚げ」というレシピに限定せず、冷蔵庫に残っている食材を組み合わせると使い切りやすくなります。
5.少量の大根の葉は味噌汁に
大根の葉がほんの少ししかない場合は、無理に一品料理にする必要はありません。
味噌汁の具として使えば、少量でも使い切れます。
材料
普段作っている味噌汁に、
- 大根の葉
- 大根
- 豆腐
- 油揚げ
- きのこ
など、家にある材料を組み合わせます。
作り方
大根の根の部分を使う場合は、食べやすく切って先にだしで煮ます。
大根に火が通ってきたら、細かく刻んだ葉を加えます。
豆腐や油揚げなどを加えても構いません。
材料に十分火が通ったら火を弱め、味噌を溶き入れて仕上げます。
葉が硬い場合は少し早めに加え、やわらかい葉なら仕上げに近い段階で加えるなど、状態によって加熱時間を調整します。
大根の葉が大量にあるなら2種類の料理に分ける
立派な葉付き大根の場合、一度の料理では使い切れないことがあります。
その場合は、すべてをふりかけにする必要はありません。
例えば、
半分 → ふりかけ
残り半分 → 味噌汁や卵炒め
というように分ける方法があります。
葉先は汁物や菜飯、太めの茎は細かく刻んで炒め物というように、硬さによって使い分けてもよいでしょう。
反対に葉が少ない場合は、味噌汁や炒めご飯など普段の料理に少量加えるだけでも十分です。
大切なのは「葉付き大根を買ったら、この料理を作らなければならない」と考えないことです。
手元にある量から使い道を決めましょう。
大根の葉をすぐ使わないときの保存方法
大根の葉は、使う予定に合わせて冷蔵または冷凍します。
近いうちに使うなら冷蔵
すぐ料理する予定なら、葉が乾燥しすぎないようにして冷蔵します。
ただし、購入時の状態や保存環境によって状態の変化は異なります。
「冷蔵なら必ず○日大丈夫」と一律に判断せず、できるだけ状態のよいうちに使うようにしましょう。
使う前には変色、ぬめり、異臭などの異常がないか確認します。
長めに保存したいなら冷凍も選択肢
すぐに使う予定がない場合は、冷凍する方法もあります。
大根の葉は、
- よく洗う
- 必要に応じてさっと下ゆでする
- 水気をしっかり切る
- 使いやすい大きさに刻む
- 1回分ずつ分ける
- 冷凍用保存袋などに入れて冷凍する
という流れにしておくと、料理に使いやすくなります。
ほうれん草など、あく抜きが必要な葉物野菜はゆでてから冷凍する方法が農林水産省でも紹介されています。
冷凍した大根の葉も、味噌汁、炒め物、チャーハンなど加熱する料理に使うと扱いやすくなります。
冷凍した大根の葉は「使い道」を決めて保存する
冷凍するときに便利なのが、何に使うかをある程度決めておくことです。
例えば、
味噌汁用
細かく刻んで1回分ずつ分ける。
炒め物用
少し大きめに切って保存する。
菜飯用
細かく刻んで少量ずつ分ける。
といった方法です。
袋に「大根葉・味噌汁用」などと書いておけば、冷凍庫に入れたまま忘れてしまうことも防ぎやすくなります。
家庭で冷凍した野菜は、市販の冷凍食品とは保存条件が異なります。
長期間保存することを前提にせず、早めに料理へ使うようにしましょう。
冷凍した大根の葉を使うときは加熱料理へ
冷凍した葉は、生の状態とは食感が変わることがあります。
そのため、解凍して生野菜のように使うより、
- 味噌汁
- スープ
- 炒め物
- 炒めご飯
- 卵料理
など、加熱する料理に使うと取り入れやすくなります。
必要な分だけ取り出し、料理に加えて十分に加熱します。
一度に使いやすい量へ小分けしておくと便利です。
大根の根も一緒に使えば献立を作りやすい
葉付き大根を買ったら、葉と根を別々に考えるだけでなく、一緒に献立へ取り入れる方法もあります。
例えば、
大根の煮物+大根葉の菜飯
大根の味噌汁+大根葉と卵の炒め物
大根サラダ+大根葉ふりかけ
などです。
葉を使うためだけに特別な料理を増やすのではなく、もともと作る予定だった料理へ取り入れる方が無理なく使い切れます。
大根そのものを料理した日に葉も一緒に下処理しておけば、冷蔵庫の奥で忘れることも防ぎやすくなります。
食べる前に大根の葉の状態を確認する
「捨てるのはもったいない」と思っても、状態の悪くなった食材を無理に使う必要はありません。
保存していた大根の葉を料理するときは、見た目やにおい、ぬめりなどを確認します。
また、市販品に保存方法や期限の表示がある場合は、その表示を優先してください。
保存状態に不安がある場合や明らかな異常が見られる場合は、「加熱すれば大丈夫」と考えて無理に使わないことが大切です。
食材を使い切ることと、安全に食べることは分けて考えましょう。
まとめ|大根の葉は量に合わせて料理を選ぼう
大根の葉は、ふりかけだけでなくさまざまな料理に使えます。
たくさんあるなら基本のふりかけや炒め物、少量なら菜飯や味噌汁など、葉の量から料理を決めると使いやすくなります。
今回紹介した使い方は、
- 基本の大根葉ふりかけ
- 大根葉の菜飯
- 大根葉と卵の炒め物
- 大根葉と油揚げの炒め物
- 大根葉の味噌汁
の5つです。
すぐに使わない場合は、料理しやすい大きさに下処理して冷凍する方法もあります。
葉付き大根を買ったら、まず葉を確認して「今日はどのくらい使えるかな?」と考えてみてください。
ふりかけ一品に限定せず、いつものご飯や汁物、炒め物へ少しずつ取り入れることで、大根の葉まで無理なく使い切りやすくなります。

