もやしを買ったものの、少し余ってしまったり、いつも同じ炒め物になってしまったりすることはありませんか?
もやしは味にクセが少なく、肉や卵、豆腐など身近な食材と組み合わせやすい野菜です。
一方で、水分が多いため、買ったまま長く置いておくよりも、できるだけ状態のよいうちに料理へ使うことが大切です。
そこで今回は、もやしを無理なく使い切れるように、
- しっかり食べたい日の主菜
- あと一品ほしいときの副菜
- 汁物
- ご飯に合わせやすい料理
という使い方に分けて、家庭で作りやすい7つのレシピを紹介します。
「もやしが1袋残っているけれど、何を作ろう?」というときの参考にしてください。
もやしは「何と組み合わせるか」で料理を決める
もやし料理というと、野菜炒めやナムルを思い浮かべる人が多いかもしれません。
もちろん定番料理も便利ですが、もやしは組み合わせる食材によって主菜にも副菜にもできます。
例えば、冷蔵庫に豚こま切れ肉があれば炒め物、卵があれば卵炒め、豆腐があればスープというように、手元にある食材から料理を考えると使い切りやすくなります。
肉があるなら主菜に
豚肉や鶏肉などがある場合は、もやしと一緒に炒めれば夕食の主菜を作れます。
肉を先に加熱してから、最後にもやしを加えるのがポイントです。
もやしは長時間炒めると水分が出やすいため、加えたあとは手早く仕上げます。
卵があるなら手軽な一品に
卵ともやしも組み合わせやすい食材です。
炒め物にすれば、ご飯に合わせる一品を短時間で用意できます。
卵を先に半熟程度まで加熱して一度取り出し、最後に戻すと、もやしから出た水分で卵がべたつきにくくなります。
豆腐があるなら汁物に
もやしが少量だけ残った場合は、無理に炒め物を作らず、みそ汁やスープに加える方法もあります。
豆腐やわかめ、ねぎなどと組み合わせれば、冷蔵庫に残った少量のもやしも使いやすくなります。
このように、「もやし料理を作る」と考えるよりも、「冷蔵庫にある食材ともやしを組み合わせる」と考えると献立を決めやすくなります。
1.豚こまともやしの味噌しょうゆ炒め
まず紹介するのは、豚こま切れ肉ともやしを使った炒め物です。
もやしだけでは物足りないと感じる場合でも、豚肉と合わせれば主菜として取り入れやすくなります。
材料(2人分)
- もやし……1袋
- 豚こま切れ肉……150~200g
- 味噌……大さじ1
- しょうゆ……小さじ1
- みりん……大さじ1
- サラダ油……適量
作り方
- 味噌、しょうゆ、みりんを混ぜておきます。
- フライパンに油を入れて熱し、豚肉を炒めます。
- 豚肉にしっかり火が通ったことを確認します。
- もやしを加えて手早く炒めます。
- 合わせておいた調味料を加え、全体になじませたら完成です。
もやしを入れてから長時間炒めると水分が出やすいため、最後に加えるのがポイントです。
ニラやにんじんなど、冷蔵庫に余っている野菜を少量加えても作れます。
2.鶏むね肉ともやしのしょうが炒め
鶏むね肉があるときは、しょうがを使った炒め物も作りやすいメニューです。
材料(2人分)
- もやし……1袋
- 鶏むね肉……200g
- しょうゆ……大さじ1
- みりん……大さじ1
- おろししょうが……小さじ1
- 片栗粉……適量
- サラダ油……適量
作り方
鶏むね肉は食べやすい大きさに切り、薄く片栗粉をまぶします。
フライパンに油を入れて鶏肉を焼き、中心部まで十分に加熱します。
鶏肉に火が通ったらもやしを加え、しょうゆ、みりん、しょうがで味を整えます。
もやしは最後に加えて短時間で炒めると、余分な水分が出にくくなります。
鶏肉は厚さによって火の通り方が変わるため、時間だけで判断せず、中心まで十分加熱できていることを確認してください。
3.もやしと卵のふんわり炒め
「肉はないけれど卵ならある」というときに作りやすいのが、もやしと卵の炒め物です。
材料(2人分)
- もやし……1袋
- 卵……2個
- しょうゆ……小さじ1
- 鶏がらスープの素……小さじ1/2
- ごま油……適量
作り方
卵をボウルに割り入れて溶きます。
フライパンにごま油を熱し、卵を入れて大きく混ぜます。完全に固まる前に一度取り出します。
同じフライパンでもやしを炒め、しょうゆと鶏がらスープの素で味付けします。
最後に卵を戻し、全体を軽く合わせたら完成です。
卵ともやしを最初から一緒に炒めるよりも、別々に加熱して最後に合わせたほうが仕上げやすくなります。
4.レンジで作るもやしとにんじんのナムル
主菜ではなく、「あと一品ほしい」というときにはナムルが便利です。
にんじんを加えることで、余っている野菜も一緒に使えます。
材料(2人分)
- もやし……1/2~1袋
- にんじん……1/3本程度
- ごま油……小さじ1
- 鶏がらスープの素……小さじ1/2
- いりごま……適量
作り方
にんじんは細切りにします。
もやしとにんじんを耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをして電子レンジで加熱します。
加熱時間は電子レンジの出力や食材の量によって変わるため、様子を確認しながら調整してください。
加熱後に出た水分を切り、ごま油、鶏がらスープの素、いりごまで和えます。
水分が残っていると味が薄まりやすいので、調味料を加える前に水気を切るのがポイントです。
5.もやしとツナの和風あえ
もやしとツナ缶があれば、火を長時間使わずに副菜を作ることもできます。
材料(2人分)
- もやし……1袋
- ツナ缶……1缶
- しょうゆ……小さじ1
- 酢……小さじ1
- いりごま……適量
作り方
もやしを電子レンジまたは鍋で十分に加熱します。
粗熱が取れたら水気を切り、ツナ、しょうゆ、酢、いりごまと和えます。
ツナ缶の油や汁をどの程度加えるかによって味が変わるので、好みに合わせて調整してください。
さっぱり仕上げたい場合は、ツナの油をしっかり切ってから使います。
6.もやしと豆腐の中華風スープ
もやしが半袋程度残ったときに便利なのがスープです。
炒め物では中途半端に感じる量でも、汁物なら無理なく使えます。
材料(2人分)
- もやし……1/2袋
- 豆腐……150g程度
- 水……400ml
- 鶏がらスープの素……小さじ2程度
- しょうゆ……小さじ1
- ごま油……少量
- ねぎ……好みで
作り方
鍋に水と鶏がらスープの素を入れて火にかけます。
沸いてきたら食べやすく切った豆腐ともやしを加えます。
材料に十分火が通ったらしょうゆで味を整え、最後に少量のごま油を加えます。
ねぎやわかめ、余っているきのこなどを追加してもよいでしょう。
「もやしを1袋使うレシピ」だけでなく、こうした少量消費の料理を覚えておくと、余ったときに使いやすくなります。
7.もやし入り焼きそば
焼きそばを作るときにも、もやしを加えることができます。
キャベツやにんじんが少ないときの補助食材としても便利です。
材料(2人分)
- 焼きそば麺……2玉
- もやし……1袋
- 豚こま切れ肉……100~150g
- 焼きそば用ソース……適量
- サラダ油……適量
- 好みの野菜……適量
作り方
フライパンに油を熱して豚肉を炒め、十分に火を通します。
焼きそば麺を加えてほぐし、最後にもやしを加えます。
全体を手早く炒め、ソースで味付けします。
もやしを早い段階で入れると水分が出て麺がべたつきやすくなるため、後半に加えるのがポイントです。
キャベツ、にんじん、ピーマンなど、冷蔵庫に残っている野菜を一緒に使うのもおすすめです。
もやし炒めが水っぽくなるときのポイント
もやし料理でよくあるのが、「炒めたら水っぽくなってしまった」というケースです。
もやしは水分の多い野菜なので、加熱方法によっては水分が出てきます。
もやしは最後に入れる
肉や火の通りにくい野菜を先に加熱し、もやしは最後に加えます。
すべての材料を同時に入れるより、もやしを加熱する時間を短くできます。
一度に大量に炒めすぎない
小さなフライパンに食材をたくさん入れると、温度が下がって炒めるというより蒸した状態になりやすくなります。
量が多い場合は、大きめのフライパンを使う方法もあります。
調味料は仕上げに加える
塩分を含む調味料を早い段階で加えると、食材から水分が出やすくなります。
しょうゆや味噌などは、もやしに火が通ってから加えて手早く仕上げるとよいでしょう。
余ったもやしを使う前に状態を確認する
もやしは水分が多く、購入後も状態が変化しやすい食材です。
使う前には見た目やにおいなどを確認しましょう。
袋の中に水が多くたまっている、強い異臭がする、ぬめりや変色など明らかな異常がある場合は、無理に料理へ使用しないことが大切です。
保存できる期間を一律に決めつけるのではなく、商品の消費期限・保存表示を確認し、開封後はできるだけ早めに使います。
冷凍することもできますが、生の状態とは食感が変わりやすいため、解凍後はスープや加熱料理などに使うと扱いやすくなります。
もやしを使い切るなら献立から逆算しよう
1袋のもやしを一度に全部使う必要はありません。
例えば、
夕食
豚こまともやしの味噌しょうゆ炒め
翌日の副菜
もやしとにんじんのナムル
というように分けて使う方法もあります。
ただし、開封したもやしは商品の表示を確認し、状態を見ながら早めに使い切りましょう。
中途半端に余った場合にはスープへ入れると使いやすいため、「残ったら汁物」と決めておくのも一つの方法です。
まとめ|もやしは主菜・副菜・汁物に使い分けよう
もやしは炒め物だけでなく、卵料理、ナムル、和え物、スープ、麺料理など幅広く使える食材です。
たくさんのレシピを覚える必要はありません。
今回紹介したように、
- 肉がある → 炒め物
- 卵がある → 卵炒め
- ツナがある → 和え物
- 豆腐がある → スープ
- 麺がある → 焼きそば
と考えると、冷蔵庫にある食材から料理を決めやすくなります。
もやしを買ったときは、まず冷蔵庫にある食材を確認してみてください。
主菜、副菜、汁物とうまく使い分ければ、1袋のもやしも無理なく日々の料理に取り入れられます。

