「今日は包丁を出すのも面倒」
「できるだけ洗い物を増やしたくない」
「冷蔵庫にあるものだけで簡単に作りたい」
そんな日に便利なのが、包丁を使わずに作れる簡単レシピです。
冷凍野菜、カット野菜、ツナ缶、サバ缶、豆腐、卵、食パンなどを組み合わせれば、包丁やまな板を使わなくても朝ごはんや昼ごはん、夕食のおかずまで作れます。
この記事では、似た料理をたくさん並べるのではなく、本当に作りやすく、使う食材や調理方法が異なる10品に厳選しました。
電子レンジを使う料理では加熱ムラが起こることがあります。途中で混ぜたり、食品の中心まで十分に加熱されているか確認したりしながら作りましょう。厚生労働省も、電子レンジ調理では熱が伝わりにくい食品を途中で混ぜることを案内しています。
包丁なし料理をラクにする食材
包丁を使わずに料理したい日は、最初から切る必要のない食材を選ぶと簡単です。
使いやすいのは、
- カット野菜
- 冷凍野菜
- ツナ缶
- サバ缶
- コーン缶
- 豆腐
- 納豆
- 卵
- ひき肉
- 冷凍うどん
- 食パン
- ピザ用チーズ
- ちくわ
- レトルト食品
などです。
大きさを調整したい場合は、手でちぎれる食材を選ぶほか、食品用のキッチンばさみを使う方法もあります。
ただし、「包丁を使わないこと」自体を目的にしすぎる必要はありません。
無理に硬い食材を手でちぎるより、最初からカット済みの商品を選んだほうが調理しやすいでしょう。
包丁なしで作れる簡単レシピ10選
1.レンジで作るスクランブルエッグ
朝ごはんを手早く作りたいときに便利なのが、電子レンジで作るスクランブルエッグです。
材料(1人分)
- 卵……1個
- 牛乳……大さじ1
- 塩……ひとつまみ
- ピザ用チーズ……10g程度(好みで)
作り方
- 耐熱性のマグカップまたはボウルに卵を割ります。
- 牛乳と塩を加えてよく混ぜます。
- 好みでピザ用チーズを加えます。
- ふんわりラップをかけます。
- 600Wの電子レンジで40~50秒加熱します。
- 一度取り出して全体をよく混ぜます。
- さらに20~30秒程度加熱します。
- 卵の状態を確認し、加熱不足なら10秒ずつ追加します。
電子レンジは機種や容器によって加熱時間が変わります。
卵が一部だけ固まっている場合は、途中でしっかり混ぜて加熱ムラを減らしましょう。
厚生労働省は、加熱する食品について中心部75℃で1分以上を加熱の目安として案内しています。
2.ツナチーズトースト
ツナ缶とチーズがあれば、包丁を使わず簡単に作れます。
材料(1人分)
- 食パン……1枚
- ツナ缶……1/2缶
- マヨネーズ……小さじ2
- ピザ用チーズ……20~30g
- こしょう……好みで少々
作り方
- ツナ缶の油や汁を軽く切ります。
- ツナとマヨネーズをスプーンで混ぜます。
- 食パンの上に広げます。
- ピザ用チーズをのせます。
- トースターで3~5分程度焼きます。
- チーズが溶け、パンに好みの焼き色がついたら完成です。
トースターによって火力が違うため、焼き時間は様子を見ながら調整してください。
コーン缶が余っている場合は、大さじ1~2程度加えても作れます。
3.レトルトカレーのチーズ焼き
レトルトカレーをそのまま食べるのではなく、ご飯とチーズを合わせて焼きカレー風にします。
材料(1人分)
- 温かいご飯……150~200g
- レトルトカレー……1人分
- ピザ用チーズ……30g程度
- 冷凍ブロッコリー……2~3個(好みで)
作り方
- レトルトカレーを商品の表示どおりに温めます。
- 耐熱皿へ温かいご飯を入れます。
- カレーをかけます。
- 好みで加熱済みの冷凍ブロッコリーをのせます。
- ピザ用チーズを全体にかけます。
- トースターで3~5分程度焼きます。
- チーズに焼き色がついたら完成です。
耐熱皿はトースターで使用できるものを使ってください。
レトルト食品の温め方については、商品の表示を優先しましょう。
4.冷凍うどんとカット野菜のレンジうどん
冷凍うどんと市販のカット野菜を使えば、包丁もまな板も使わずに一皿作れます。
材料(1人分)
- 冷凍うどん……1玉
- カット野菜……100g
- ツナ缶……1/2缶
- しょうゆ……小さじ2
- ごま油……小さじ1
- かつお節……好みで適量
作り方
- 冷凍うどんを商品の表示どおりに電子レンジで加熱します。
- 深めの耐熱容器にカット野菜を入れます。
- ふんわりラップをかけ、600Wで1分30秒~2分程度加熱します。
- 温めたうどんを加えます。
- 油や汁を軽く切ったツナを加えます。
- しょうゆ、ごま油を加えてよく混ぜます。
- 全体が十分に温まっていることを確認します。
- 好みでかつお節をのせます。
カット野菜の種類や量によって加熱時間は変わります。
硬い部分が残っている場合は、20~30秒ずつ追加加熱してください。
5.レンジで作る卵とツナの混ぜご飯
余ったご飯を使いたいときにも作りやすい一品です。
材料(1人分)
- 温かいご飯……180g
- 卵……1個
- ツナ缶……1/2缶
- しょうゆ……小さじ1
- ごま油……小さじ1/2
- 白ごま……好みで小さじ1
作り方
- 深めの耐熱ボウルにご飯を入れます。
- 卵を加え、よく混ぜます。
- ツナ、しょうゆ、ごま油を加えます。
- 全体をよく混ぜます。
- ふんわりラップをかけます。
- 600Wで1分30秒加熱します。
- 一度取り出して底からよく混ぜます。
- さらに30秒~1分程度加熱します。
- 卵が十分に加熱されたことを確認します。
- 好みで白ごまを加えます。
電子レンジでは場所によって温度差が出やすいため、途中で混ぜることがポイントです。農林水産省も電子レンジ調理では、加熱途中で混ぜたり裏返したりして加熱ムラを減らすよう案内しています。
6.豚肉とカット野菜のレンジ蒸し
カット野菜と薄切り肉を使えば、包丁なしでも主菜が作れます。
材料(2人分)
- 豚バラ薄切り肉または豚こま切れ肉……200g
- カット野菜……200g
- 酒……大さじ1
- 塩……少々
- こしょう……少々
- ポン酢……適量
作り方
- 深めの耐熱皿へカット野菜を広げます。
- 上に豚肉を重なりすぎないように広げます。
- 酒、塩、こしょうをかけます。
- ふんわりラップをします。
- 600Wの電子レンジで5分程度加熱します。
- 一度取り出し、肉の位置を変えながら全体を混ぜます。
- 加熱不足の部分があれば、30秒ずつ追加加熱します。
- 肉の中心まで十分に加熱されたことを確認します。
- 食べる直前にポン酢をかけます。
肉は電子レンジの加熱ムラに特に注意したい食材です。
見える部分だけで判断せず、重なった部分も含めて十分に火を通してください。厚生労働省は食肉について、中心部まで十分に加熱することを案内しています。
7.サバ缶の簡単混ぜご飯
サバ缶はすでに加熱された商品が多く、温かいご飯と組み合わせれば包丁なしで使えます。
材料(2人分)
- 温かいご飯……茶碗2杯分
- サバ水煮缶……1缶
- しょうゆ……小さじ1
- 白ごま……小さじ1
- 刻みのり……適量
作り方
- サバ缶を開けます。
- 汁気を軽く切ります。
- 温かいご飯にサバを加えます。
- スプーンでサバをほぐしながら混ぜます。
- しょうゆと白ごまを加えます。
- 器へ盛り、刻みのりをのせます。
缶詰によって味付けや塩分が異なるため、しょうゆは最初から多く入れず、少量から調整してください。
開封した缶詰を使い切らない場合は、缶の表示に従って適切に保存し、早めに使い切りましょう。
8.豆腐とツナの混ぜるだけサラダ
火も包丁も使いたくないときに作りやすい副菜です。
材料(2人分)
- 絹ごし豆腐……150g
- ツナ缶……1/2缶
- マヨネーズ……小さじ2
- しょうゆ……小さじ1
- 白ごま……小さじ1
- 刻みのり……適量
作り方
- 豆腐をキッチンペーパーで包み、軽く水気を取ります。
- ボウルへ豆腐を入れます。
- ツナ缶の油や汁を軽く切って加えます。
- マヨネーズとしょうゆを加えます。
- スプーンで豆腐を大きく崩しながら混ぜます。
- 白ごまと刻みのりをのせます。
作ったあとは長時間室温へ置かず、すぐ食べるか適切に冷蔵しましょう。厚生労働省も、調理前後の食品を室温へ長時間放置しないよう案内しています。
9.ちくわのマヨチーズ焼き
ちくわが少し余っているときに使いやすい副菜です。
材料(2人分)
- ちくわ……4本
- マヨネーズ……大さじ1
- ピザ用チーズ……20g
- 青のり……少々
作り方
- ちくわを手で2~3等分にちぎります。
- トースター対応の耐熱皿へ並べます。
- マヨネーズをかけます。
- ピザ用チーズをのせます。
- トースターで3~5分程度焼きます。
- チーズに焼き色がついたら取り出します。
- 青のりを振ります。
ちくわをきれいな大きさにそろえたい場合は、食品用のキッチンばさみを使っても構いません。
焦げやすいため、焼いている途中で様子を確認しましょう。
10.マグカップで作るホットケーキミックス蒸しケーキ
包丁なしのおやつなら、ホットケーキミックスを使ったマグカップケーキが作りやすいでしょう。
材料(1個分)
- ホットケーキミックス……50g
- 牛乳……大さじ3
- 砂糖……小さじ1
- サラダ油……小さじ1
作り方
- 大きめの耐熱マグカップにホットケーキミックスを入れます。
- 牛乳、砂糖、サラダ油を加えます。
- 粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
- ラップをせず、600Wの電子レンジで1分20秒程度加熱します。
- 中心の状態を確認します。
- 生っぽい部分があれば10秒ずつ追加加熱します。
加熱すると生地が膨らむため、容量に余裕のあるマグカップを使用してください。
電子レンジの機種によって加熱時間は変わります。
10品を調理方法別に選ぶなら
何を作るか迷ったら、使える調理器具で選ぶと簡単です。
| 作りたいもの | 主な調理器具 | 包丁 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| スクランブルエッグ | 電子レンジ | 不要 | 朝ごはん |
| ツナチーズトースト | トースター | 不要 | 朝・昼 |
| チーズ焼きカレー | レンジ+トースター | 不要 | 昼・夜 |
| カット野菜うどん | 電子レンジ | 不要 | 昼 |
| 卵とツナの混ぜご飯 | 電子レンジ | 不要 | 昼 |
| 豚肉と野菜のレンジ蒸し | 電子レンジ | 不要 | 夜 |
| サバ缶混ぜご飯 | なし | 不要 | 昼・夜 |
| 豆腐とツナのサラダ | なし | 不要 | 副菜 |
| ちくわマヨチーズ | トースター | 不要 | 副菜 |
| マグカップ蒸しケーキ | 電子レンジ | 不要 | おやつ |
包丁なし料理を作るときの3つのコツ
カット済み食材を無理なく使う
包丁を使わない料理では、市販のカット野菜や冷凍野菜が便利です。
キャベツを手で細かくちぎるなど、かえって手間がかかる方法にこだわるより、調理済み・カット済み食材を上手に取り入れましょう。
余っている冷凍野菜や缶詰を優先して使えば、冷蔵庫や食品ストックの整理にもつながります。
電子レンジは途中で一度確認する
電子レンジの料理は「○分加熱すれば必ず完成」とは限りません。
食品の量、容器、電子レンジの機種によって仕上がりが変わります。
特に、
- 卵
- 肉
- 厚みのある食品
- 一度にたくさん入れた料理
などは、途中で混ぜたり位置を変えたりして確認しましょう。農林水産省も、電子レンジでは加熱ムラが起こるため、混ぜる・裏返すなどして均一に加熱することを勧めています。
「包丁なし」と「火を使わない」は分けて考える
包丁を使わないレシピだからといって、すべて電子レンジだけにする必要はありません。
トースターを使ったほうがおいしく仕上がる料理もあります。
逆に、疲れている日は加熱そのものを減らし、豆腐とツナのサラダやサバ缶ご飯などを選ぶこともできます。
「包丁を使わない」「火を使わない」「洗い物を少なくする」のうち、その日に一番ラクにしたい部分を選ぶのがおすすめです。
冷蔵庫の余り食材も組み合わせやすい
包丁なし料理は、買い置き食品だけでなく、余っている食材を使う方法としても便利です。
たとえば、
冷凍ブロッコリーが余っている
→ 焼きカレーに追加
ツナ缶が半分残っている
→ トーストや豆腐サラダへ
ご飯が余っている
→ 卵とツナの混ぜご飯
ちくわが数本残っている
→ マヨチーズ焼き
カット野菜が残っている
→ レンジうどんや豚肉のレンジ蒸し
というように、1品のために材料を新しく買うのではなく、今ある食材を基準に選べます。
まとめ|包丁なしでも10品あれば十分使い回せる
包丁を使わないレシピは、数をたくさん覚える必要はありません。
今回紹介したのは、
- レンジスクランブルエッグ
- ツナチーズトースト
- レトルトカレーのチーズ焼き
- 冷凍うどんとカット野菜のレンジうどん
- 卵とツナの混ぜご飯
- 豚肉とカット野菜のレンジ蒸し
- サバ缶の混ぜご飯
- 豆腐とツナのサラダ
- ちくわのマヨチーズ焼き
- マグカップ蒸しケーキ
の10品です。
朝食、主食、主菜、副菜、おやつまで種類を分けておけば、30品を並べなくてもその日の状況に合わせて選べます。
また、電子レンジ料理は短時間で作れますが、加熱ムラには注意が必要です。肉や卵など加熱が必要な食品は、途中で混ぜるなどしながら中心まで十分に加熱しましょう。
料理を頑張りたくない日は、包丁を使わないところから手間を減らしてみてください。
冷凍野菜や缶詰、残ったご飯など、家にある食材から1品選ぶだけでも十分です。

