キャベツを切ったあと、硬い芯だけが残ってしまうことはありませんか?
葉とは食感が違うため、そのまま料理に入れると「硬くて食べにくい」と感じることがあります。
でも、薄く切ったり、小さく刻んだり、じっくり加熱したりすれば、キャベツの芯も普段の料理に使えます。
炒め物やきんぴらなら歯ごたえを生かせますし、スープならやわらかくなるまで煮込めます。
この記事では、キャベツの芯を使い切るための切り方と、家庭で作りやすい5つのレシピを紹介します。
「キャベツを使ったあとに芯だけ残ってしまった」というときに、ぜひ活用してみてください。
キャベツの芯は切り方を変えると料理に使いやすい
キャベツの芯を料理に使うときに大切なのは、葉と同じように扱わないことです。
芯は葉より硬いため、大きなまま炒めると、葉だけ先に火が通って芯が硬く残ることがあります。
料理に合わせて、
- 薄切り
- 細切り
- そぎ切り
- 小さな角切り
- みじん切り
などにすると使いやすくなります。
炒め物なら薄いそぎ切り
炒め物に使う場合は、芯を2~3mm程度の薄いそぎ切りにします。
包丁を少し寝かせ、斜めに切る方法です。
薄くすることで短時間でも火を通しやすくなります。
葉と一緒に炒める場合は、芯を先にフライパンへ入れ、少し火を通してから葉を加えるのがポイントです。
きんぴらなら細切り
歯ごたえを残したいなら、3~5mm程度の細切りにします。
にんじんなどと一緒に炒めれば、きんぴら風の副菜にできます。
スープなら小さな角切り
スープや味噌汁なら、5mm~1cm程度の角切りにします。
葉より先に鍋へ入れて煮ると、食べやすいやわらかさに調整できます。
餃子やお好み焼きならみじん切り
ほかの材料になじませたい料理では、細かなみじん切りが便利です。
キャベツの葉を使う料理なら、芯も一緒に細かく刻んで加えられます。
キャベツの芯を使い切る簡単レシピ5選
ここからは、キャベツの芯を使った具体的な料理を紹介します。
どれも特別な材料をたくさん用意する必要はありません。
1.キャベツの芯のきんぴら風
キャベツの芯の歯ごたえを生かしやすいのが、きんぴら風の炒め物です。
キャベツを使ったあとに芯だけ残ったときにも作りやすい副菜です。
材料(2人分)
- キャベツの芯……100g程度
- にんじん……1/3本
- ごま油……小さじ1
- しょうゆ……小さじ2
- みりん……小さじ2
- 砂糖……小さじ1/2
- 白いりごま……小さじ1
作り方
- キャベツの芯を3~5mm程度の細切りにします。
- にんじんも同じくらいの太さの細切りにします。
- フライパンにごま油小さじ1を入れ、中火で熱します。
- キャベツの芯とにんじんを入れて2~3分炒めます。
- しょうゆ、みりん、砂糖を加えます。
- 汁気が少なくなるまで1~2分炒めます。
- 火を止めて白いりごまを加えたら完成です。
作るときのポイント
太く切ると中心が硬く残りやすいため、細めに切るのがポイントです。
少しやわらかく仕上げたい場合は、調味料を加える前に水大さじ1を入れ、ふたをして1~2分蒸し焼きにしてください。
2.キャベツの芯と豚肉のしょうゆ炒め
キャベツの葉を野菜炒めに使うなら、芯も一緒に使えます。
ただし、葉と芯を同時に入れるのではなく、硬い芯から先に炒めるのがコツです。
材料(2人分)
- キャベツの芯……100g
- キャベツの葉……150g
- 豚こま切れ肉……150g
- サラダ油……小さじ1
- しょうゆ……大さじ1
- みりん……大さじ1
- 酒……大さじ1
- こしょう……少々
作り方
- キャベツの芯を2~3mm程度のそぎ切りにします。
- キャベツの葉は3~4cm程度に切ります。
- 豚肉は大きければ食べやすい大きさに切ります。
- フライパンにサラダ油を入れて中火で熱します。
- 豚肉を入れ、色が変わるまで炒めます。
- キャベツの芯を加えて2分ほど炒めます。
- キャベツの葉を加え、さらに1~2分炒めます。
- しょうゆ、みりん、酒を加えます。
- 全体を炒め合わせ、こしょうで味を調えたら完成です。
葉と芯を時間差で入れる
この料理で大切なのは、キャベツを全部一度に入れないことです。
芯→葉の順番に加えることで、それぞれの火の通り具合を調整しやすくなります。
芯が厚い場合は、炒め時間を少し長くしてください。
3.キャベツの芯とベーコンのコンソメスープ
硬い芯をやわらかく食べたいときは、スープにすると使いやすくなります。
小さく切って煮るだけなので、炒め物より切り方に神経質になる必要もありません。
材料(2人分)
- キャベツの芯……100g
- ベーコン……2枚
- 玉ねぎ……1/4個
- 水……400ml
- 顆粒コンソメ……小さじ2
- こしょう……少々
作り方
- キャベツの芯を5mm~1cm程度の角切りにします。
- 玉ねぎを薄切りにします。
- ベーコンを1cm幅に切ります。
- 鍋に水、キャベツの芯、玉ねぎ、ベーコンを入れます。
- 中火にかけます。
- 沸騰したら弱めの中火にし、7~10分ほど煮ます。
- キャベツの芯が好みのやわらかさになったらコンソメを加えます。
- こしょうで味を調えて完成です。
じゃがいもやにんじんを追加してもOK
冷蔵庫に少量の野菜が残っている場合は、一緒に使うこともできます。
にんじんなら1/3本程度、じゃがいもなら1個程度が目安です。
硬い野菜から先に入れて煮ましょう。
4.キャベツの芯とツナのしょうゆ炒め
「キャベツの芯しか残っていない」という場合に作りやすいのがツナとの炒め物です。
ツナ缶を組み合わせることで、少ない材料でも一品作れます。
材料(2人分)
- キャベツの芯……100g
- ツナ缶……1缶(70g程度)
- ごま油……小さじ1
- しょうゆ……小さじ2
- みりん……小さじ1
- 白いりごま……小さじ1
作り方
- キャベツの芯を2~3mm程度の薄切りにします。
- ツナ缶の油や汁を軽く切ります。
- フライパンにごま油を入れて中火で熱します。
- キャベツの芯を入れて2~3分炒めます。
- ツナを加え、さらに1分程度炒めます。
- しょうゆとみりんを加えます。
- 全体を炒め合わせます。
- 白いりごまを加えて完成です。
芯が硬い場合は、水大さじ1を加えてふたをし、1~2分蒸し焼きにしてからツナを加えます。
5.キャベツの芯入りお好み焼き
キャベツの葉と芯をまとめて使いたいときは、お好み焼きにする方法もあります。
芯はすりおろす必要はなく、細かなみじん切りにすれば生地になじみやすくなります。
材料(2枚分)
- キャベツの葉……200g
- キャベツの芯……50~80g
- 薄力粉……100g
- 卵……1個
- 水……100ml
- 豚バラ薄切り肉……100g
- サラダ油……小さじ2
- お好み焼きソース……適量
- かつお節……適量
- 青のり……好みで適量
作り方
- キャベツの葉を粗めのみじん切りにします。
- 芯は葉より細かく刻みます。
- ボウルに薄力粉、卵、水を入れて混ぜます。
- キャベツの葉と芯を加え、全体をさっくり混ぜます。
- フライパンにサラダ油を入れて中火で熱します。
- 生地の半量を丸く広げます。
- 上に豚肉の半量を並べます。
- 片面を3~4分焼きます。
- 焼き色がついたら裏返します。
- ふたをして弱めの中火で4~5分焼きます。
- 中まで火が通ったことを確認して皿に移します。
- ソース、かつお節、青のりなどを好みでかけます。
もう1枚も同じように焼きます。
芯は葉より細かくする
葉と同じ大きさに刻むと、芯だけ食感が強く残る場合があります。
芯を細かく刻んでおくと、生地全体になじみやすくなります。
キャベツの芯をレンジで下ごしらえする方法
「炒めても硬く残りそう」と感じる場合は、電子レンジで軽く加熱してから料理に使う方法があります。
基本の方法
- キャベツの芯100g程度を薄切りにします。
- 耐熱容器に入れます。
- 水小さじ1程度を振ります。
- ふんわりラップをします。
- 600Wの電子レンジで1分30秒程度加熱します。
- 硬ければ30秒ずつ追加加熱します。
※電子レンジの機種や芯の厚さによって加熱時間は変わります。
加熱後は容器や蒸気が熱くなっているため、取り出す際は注意してください。
下ごしらえした芯は、炒め物、スープ、チーズ焼きなどに使えます。
少量のキャベツの芯が余ったときの使い道
レシピを作るほどの量がない場合は、普段の料理に混ぜる方法が手軽です。
味噌汁に入れる
5mm程度の角切りにして、ほかの具材と一緒に煮ます。
芯は葉より火が通りにくいため、葉を入れるより先に鍋へ入れます。
チャーハンに入れる
細かなみじん切りにして、玉ねぎなどと同じように炒めます。
大きく切るとご飯となじみにくいため、小さく刻むのがポイントです。
餃子に混ぜる
みじん切りにして、キャベツの葉と一緒に餃子の具へ加えます。
芯だけを大量に入れるのではなく、葉の一部を置き換える程度にすると使いやすくなります。
カレーやシチューに加える
5mm~1cm程度に刻んで、ほかの野菜と一緒に煮込みます。
少量なら料理全体の邪魔をしにくいため、「芯が少しだけ残った」というときにも使えます。
キャベツの芯を使う前に確認したいこと
キャベツの芯は、状態を確認してから料理に使うことも大切です。
切り口が多少乾燥している程度なら、乾いた部分を薄く切り落として使える場合があります。
一方で、
- カビが見られる
- 腐敗したようなにおいがする
- 触ると大きく崩れるほど傷んでいる
- 強いぬめりなど明らかな異変がある
といった場合は、無理に「使い切る」ことを優先しないようにしましょう。
食材を無駄にしないことは大切ですが、状態の悪いものまで食べ切る必要はありません。
まとめ
キャベツの芯を使い切るなら「切り方」と「入れる順番」がポイント
キャベツの芯は葉より硬いため、そのまま大きく切って料理に入れるより、料理に合わせて切り方を変えると使いやすくなります。
炒め物なら薄いそぎ切り、きんぴらなら細切り、スープなら角切り、お好み焼きや餃子ならみじん切りがおすすめです。
今回紹介したレシピは、
- キャベツの芯のきんぴら風
- キャベツの芯と豚肉のしょうゆ炒め
- キャベツの芯とベーコンのコンソメスープ
- キャベツの芯とツナのしょうゆ炒め
- キャベツの芯入りお好み焼き
の5つです。
キャベツを料理したあとに芯が残ったら、捨てる前に「今日の料理に細かく切って加えられないかな?」と考えてみると、無理なく使い切りやすくなります。
少量なら味噌汁やチャーハンへ、多めに残っているならきんぴらや炒め物へ。
残った量に合わせて料理を選ぶことが、無理なく使い切るコツです。

